チャペルのひびき
クリスマスの讃美の恵み
チャペル・アワーは、山﨑ハコネ先生(共生社会学科長)が説教をご担当くださり、ルカ福音書2章に記された神の御子の誕生の出来事を通して、クリスマスの意義についてのメッセージをお伝えくださいました。御子の誕生は、貧しさや苦しみとは無縁のものではなく、むしろ、苦しみと悲しみのただ中で生起した出来事。そうであるから、なおさらに、全ての人々に向けられた喜びであることを心に留めることができました。引き続くアッセンブリ・アワーは、Jazz Questとブラスバンド部のメンバーの演奏に導かれた讃美の時として守ることがゆるされました。事情により、フルメンバーとしては、集まることができませんでしたが、それでも、3人の精鋭メンバーがリーダーシップを発揮し、大教室に集まった私たちの讃美を力強く導いてくださいました。その前週の燭灯礼拝(キャンドルサービス)、また、今回の讃美の時を通して、キリスト教会が歌い継いできたクリスマス・キャロル(クリスマスの聖歌)のすばらしさに触れることができた方も多かったことと思います。ちまたのクリスマスとは異なる、敬和学園大学で知ることのゆるされたクリスマスの意義を、キャロルの数々と共に、いつまでも心に留めていただけたらと願います。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「民全体に与えられる大きな喜び」 教授 山﨑ハコネ 先生
Ⅱ.アッセンブリ・アワー
「音楽礼拝」 Jazz Questとブラスバンド部
<参加学生の感想>
感想1) 音楽礼拝を初めて経験し、クリスマスの喜びをより深く味わうことができた。ピアノ・オルガン以外の楽器と共に讃美歌を歌うことができて新鮮な機会だと感じた。クリスマスは救い主・イエスの誕生を祝うものであること、クリスマスやイエスは私たち一人ひとりのためにあること、クリスマスがなぜ必要なのかを、チャペル・アワーで改めて学ぶことができた。クリスマスの本当の意味を考えながら、その日を迎えたい。
感想2) 家畜小屋は初産のマリアにとって、暖かくてみんなに囲まれて祝うことができるような美しい環境ではなく、ヨセフとマリアが悲しい、悔しい、という人間らしい感情を感じる場だったというのが、すこし悲しい話だなと思った。「乳飲み子があなた方にとっての救い主だ」という言葉は、その時代の人たちにとってはとても希望を持てる言葉だっただろうなと思った。
感想3) イエス・キリストが降誕した場所は宮殿ではなく、貧しい馬小屋であるということがとても印象的でした。この部分から私は、神の恵みが全ての人々に平等に与えられることを象徴していることを示しているのだなと思いました。キリスト教が権力や富に頼らない信仰の力を大切にしているということが分かりました。