チャペルのひびき

闇の中に灯された光

チャペル・アッセンブリ・アワーは、クリスマスの燭火礼拝(キャンドル・サービス)として守ることをゆるされました。ろうそくにともされた明かりは、私たちのもとに来てくださったイエス・キリストの象徴です。闇の中に光をともされた主イエスの光は、イルミネーションのように、時間がくれば、取り去られてしまう光ではありません。私たちを取り巻く現実世界の闇のただ中にあってもともり続ける光、何ものも奪い去ることのできない光であり、神さまが共にいてくださること(インマヌエル)のしるしです。そしてそのことこそが私たちの平和の源であり、平和の道へと歩みだす根拠であることを心に留めました。キリスト教音楽の受講生からなるKEIWA Choirが、すばらしい讃美の歌声をもって、礼拝に寄り添ってくださいました。多くの留学生たちが参加してくれたこともうれしいこと。恵みに満ちたクリスマスに感謝が溢れました。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
クリスマス燭火礼拝 「闇の中に輝く光」 宗教部長 下田尾治郎 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
「キリスト教音楽」受講者による発表 KEIWA Choir

<参加学生の感想>
感想1) チャペル・アッセンブリ・アワーでは、キリスト教音楽を聞いて、子どものころに一度でも聞いたことがある有名な讃美歌には、実はイエスへの思いや深い感情の表現がなされていることを知った。讃美歌や曲を通して、平和への歩みや明日への勇気を踏み出す一歩のきっかけにしていきたい。
感想2) 礼拝では、留学生たちのきれいな歌声が心に残りました。留学生の子たちとも礼拝を共にできて、またすてきな歌声も聞かせてもらいすごくすごくすてきな時間になりました。
感想3) チャペル・アワーでは、クリスマスの出来事がどういった意味を持つのかを学びました。まずイエスの十字架での死が現実的な闇の中でも神の愛を貫いた光の出来事であると学び、死のイメージを悲しみだけで捉えなければ、神の愛に気づけるのだと思いました。そして神が共にいることを意識することで恐れから解放され、平和へつなぐことができると知り、私は自分の意思を伝えることを恐れ、行動に移せないことが多くあるので、不公平な状況や自分の意思を貫きたい時には、神がいることを思い出そうと考えました。また恐れから争いを繰り返す人々に対しても、神を意識するように訴えかけることで、少しでも争いが減り平和に近づくと考えました。また明日世界が滅びるとしても神がいることを意識し、自分の仕事を行うべきだと学び、私は今回の話を聞く前から世界が滅びる時でもいつもと変わらずに過ごそうと決めていましたが、話を聞いたことで自分の意思をより確実なものにすることができました。