誰かのために生きる(3代目学長 鈴木佳秀)

餅つきの思い出[2012-02-09]

2012年1月16日、恒例の餅つき大会を行ないました。留学生の皆さんに、お正月にお餅が欠かせないことを知ってほしいからです。中学生の頃お正月を迎える手伝いで餅をついたことを、わたくしはよく思い出します。庭をはじめ、家中の大掃除を手伝いました。障子を張り替え、ふすまの修理、廊下の拭き掃除、天井の蜘蛛の巣を払うことはもちろん、畳を干す作業も手伝いました。畳を取りはずして庭に運び、日光に当てて干すのです。床に敷いてあった古新聞を取り替えるのですが、こうした仕事はわたしたち子供の役目でした。
門松を飾ると餅つきです。まだ餅つき器のない頃でした。朝早く目が覚めると、蒸籠(せいろ)で餅米を蒸しているいい匂いがします。朝食を摂り、母を手伝ってかまどでお湯をたくさん沸かし、数日前に作っておいた餡を用意します。あずきを蒸して餡に練りあげるのはわたくしの担当でした。庭に用意した石臼と杵をお湯で洗い清めます。蒸し上がった蒸籠の一段目を石臼の上にあけると、父や兄が杵でゆっくりと餅米を潰します。いきなりつき始めるとご飯粒が飛び散ってしまうからです。餅米を潰すと、かけ声とともに交互につき始めます。わたしも杵を振り上げて餅つきをしました。杵が振り下ろされる度に、母が臼の中のお餅を移動させひっくり返すのです。なれてくるとペッタン、ペッタンといい音が連続して流れます。
餅を丸めるのは母と妹の担当でしたがわたしも手伝いました。我が家では関東風の切り餅と関西風の丸餅の両方を作りました。豆餅も作りましたが、餡をくるんだつきたてのお餅の味が忘れられません。(鈴木 佳秀)

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