ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデの台頭史その26[2011-08-19]

ダビデがアヒメレクを訪ねた時、そこにサウルの部下でエドム人ドエグがいたことが伝えられています(サムエル記上21章8節)。預言者ガトの託宣に従いダビデが部下と共にアドラムの洞窟からユダの地に出て行った折、それを聞いたサウルは出陣し、ギブアの丘にある木の下に座したといいます(22章3節~6節)。ヨナタンとダビデの契約のことなど、なぜ自分の耳に入れなかったのかと、王がベニアミン部族の者たちを詰問すると、エドム人ドエグが進み出て、ダビデがアヒメレクのもとにいたこと、アヒメレクがダビデのために託宣を求め、食料を渡しゴリアトの剣まで渡したと明かします(9節~10節)。
誰しも王に伝えるのをはばかっていたのです。ドエグに遠慮はありませんでした。王はアヒメレクを召還し詰問した際、「あなたの家臣の中でダビデほど忠実な者がいるでしょうか」と答弁した彼に、死罪を申し渡します(11節~16節)。更に「行って主の祭司たちを殺せ」と近衛兵に命じますが、手を下す者はいませんでした。エドム人ドエグは平気でノブの祭司たちを剣で討ち、男も女も、子供も乳飲み子も、牛もろばも殺したというのです(17節~19節)。狂気が王をかりたてたと言えます。(鈴木 佳秀)

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