2002年度卒業式式辞(北垣宗治学長)
本日ここに、ご来賓各位と保護者の皆さまをお迎えして、敬和学園大学の第9回卒業式を無事挙行できますことをうれしく思います。 第9期生の皆さん、ご卒業おめでとう。 皆さんがこの難しい時代に、敬和学園大学に...
本日ここに、ご来賓各位と保護者の皆さまをお迎えして、敬和学園大学の第9回卒業式を無事挙行できますことをうれしく思います。 第9期生の皆さん、ご卒業おめでとう。 皆さんがこの難しい時代に、敬和学園大学に...
本年3月末でもって、ぼくは敬和学園大学を退職することになりました。「敬和学園大学チャペル・アセンブリー・アワー週報」にぼくが「学長室だより」を書き始めたのは1996年9月27日からで、今日まで6年半書...
1月7日に東京でドナルド・キーン先生(本学の名誉文化博士)の文化功労賞と毎日出版文化賞の受賞を祝う会が開催され、出席しました。挨拶の中でキーンさんは出会いの不思議さを強調しました。アメリカ海軍の日本語...
新年おめでとう。学生諸君にとって、今年が飛躍の年となることを祈ります。私たちは普通、毎日同じような事を繰り返しながら、一歩一歩進んでいくのですが、そうしているうちに、ある日突然、別の次元に入る経験をす...
今年も学生たちと一緒にE.M.フォスターの『インドへの道』を読みました。異文化を理解しようという善意と意欲があっても、異文化が自分を本当に受け入れてくれるとは限りません。この小説にいちばん強力な光をあ...
夏目漱石は1900年から2年間ロンドンに留学中、チェルシーにあるカーライル博物館を4度も訪問しています。彼の小品「カーライル博物館」を読むと、漱石がカーライルを尊敬していたことがよくわかります。明治期...
「漱石」という雅号は、もともと彼の友人、正岡子規の数ある雅号の中から夏目金之助が借用したものです。中国の古典に由来し、「変物」という意味だそうです。では「鴎外」のいわれは?教室で学生諸君からの質問に答...
先週、工学博士であるM先生の講演を聞いていて、非常に考えさせられたことがありました。先生は言いました。「日本では親たちが子供にむかって、他人に迷惑をかけてはいけないと、繰り返し注意しますが、それでは、...
先週はオレンジ会主催の第三次訪米旅行団を案内して、本学の姉妹大学であるNorthwestern College と、その所在地であるアイオワ州オレンジ市を表敬訪問しました。公式訪問のあとの研修は、第一...
誰にも例外なく、父と母という2人の親があり、4人の祖父母があります。ぼくの場合、これら6人の近親が何歳まで生きたかを振り返ってみると、母方の祖母が80代なかばまで生きたのが最高で、現在73歳であるぼく...