ダビデの物語・ダビデ王位継承史その84
「ダビデ王は多くの日を重ねて老人になり、衣を何枚着せられても暖まらなかった。そこで家臣たちは、王に言った。『わが主君、王のために若い処女を探して、御そばにはべらせ、お世話をさせましょう。ふところに抱い...
「ダビデ王は多くの日を重ねて老人になり、衣を何枚着せられても暖まらなかった。そこで家臣たちは、王に言った。『わが主君、王のために若い処女を探して、御そばにはべらせ、お世話をさせましょう。ふところに抱い...
「ヨアブはイスラエル全軍の司令官。ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人の監督官。アドラムは労役の監督官。アヒルドの子ヨシャファトは補佐官。シェワは書記官。ツァドクとアビアタルは祭司。ヤイル人イラもダ...
「女は知恵を用いてすべての民のもとに行き、ビクリの子シェバの首を切り落とさせ、ヨアブに向けてそれを投げ落とした。ヨアブは角笛を吹き鳴らし、兵はこの町からそれぞれの天幕に散って行った。ヨアブはエルサレム...
シェバは、彼のもとに集まった兵士たちと北方の町アベルに立てこもって、ろう城戦に出たのです。ヨアブの軍隊はアベルを包囲し、町の城壁と同じ高さの塁を築き、城壁を崩す作戦に出ます。そこに知恵のあるひとりの女...
「ヨアブの従者の一人が傍らに立って言った。『ヨアブを愛する者、ダビデに味方する者はヨアブに続け。』だが、アマサが道の真ん中に血にまみれて転がっていたので、兵士たちは皆立ち止まった。この男はそれを見てア...
「彼らがギブオンの大石のところにさしかかったとき、アマサが彼らの前に現れた。ヨアブは武装して、さやに納めた剣を腰に帯びていたが、ヨアブが前に出ると、剣が抜けた。ヨアブはアマサに、『兄弟、無事か』と声を...
「ダビデはエルサレムの王宮に戻ると、家を守るために残した十人の側女を集め、監視付きの家に入れた。彼は側女たちの面倒は見たが、彼女たちのところに入ることはなかった。彼女たちは死ぬまで閉じ込められ、やもめ...
王としてエルサレムに帰還する際に、ダビデ一行はヨルダン川を東から西に渡らなければなりませんでした。王を迎えるため、渡し場で、ユダの人々とイスラエルの人々との間で、忠誠心を見せる醜い争いが生じたのです。...
「王は立ち上がり、城門の席に着いた。兵士は皆、王が城門の席に着いたと聞いて、王の前に集まった。」(サムエル記下19章9節a)叙事詩は、王がどのような演説をしたかについては伝えていません。顔を洗って兵士...
「王がアブサロムを悼んで泣いているとの知らせがヨアブに届いた。その日兵士たちは、王が息子を思って悲しんでいることを知った。すべての兵士にとって、その日の勝利は喪に変わった。その日兵士たちは、戦場を脱走...