ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデの台頭史その39[2011-11-18]

「ペリシテ軍は、その軍勢をすべてアフェクに集結させた。イスラエル軍は、イズレエルにある一つの泉の傍らに陣を敷いた」とサムエル記は報じています(上29章1節)。両軍の決戦が始まろうとしています。ペリシテの将軍アキシュと協定を結んでいたので、ダビデは戦いが始まる前に戦場から離れ、距離を置いたのです。しかし拠点としていたツィクラグを留守にしている間に、アマレク人がそこを襲い「町に火をかけ、そこにいた女たち、年若い者から年寄りまで、一人も殺さずに捕らえて引いていった」という事件が起こります(29章2節~30章2節)。
ダビデのカリスマ性が問われた事件ですが、祭司アビアタルを介して主に託宣を求め、「追跡せよ。必ず追いつき、救出できる」との答えを得て出動し、全員を救出するに至ります(8節~19節)。主からの勝利だとして、アマレクからの戦利品をダビデは戦闘部隊と荷物のもとに留まった兵士に平等に配分したので、それを「この日から、それがイスラエルの掟、慣例とされ、今日に至っている」と報じています(17節~25節)。更にユダの長老たちに「これがあなたたちへの贈り物です。主の敵からの戦利品の一部です」(26節)と語り、ユダ部族との連携を強化したのです。ダビデは、将来をどのように考えていたのでしょうか。(鈴木 佳秀)

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