学長室だより
2005年2月18日号
マナの会主催の「講演と音楽の集い」が1月22日(土)に新潟県民会館で催された。本学の共生社会学科も後援団体のひとつに入れさせていただいた。大橋謙策氏の基調講演のあと、福岡から来てくださった下村恵美子氏と、新潟の山﨑ハコネ氏による実践報告がつづいた。従来は痴呆症といわれてきた「認知症」の高齢者のケアを、「通い」「泊まり」「住む」、その上「訪問介護」などの諸面を同時に併せ持つ「宅老所」を基にして実施する必要性が説かれた。今回の催しはこの「小規模多機能型居宅介護」の理論と実践を分かりやすく解説してくれた。
全体をやわらかい雰囲気にしてくれたのは、冒頭のKozue Bellsによるハンドベルの演奏と、最後の日下ファミリー一家5人によるコーラスであった。高校生の日下真平君は「さとうきび畑」もうたった。この歌がすきなわたしは、じつはほんの数日まえ、生涯で初のCDを買ったところであった。森山良子がこの歌を入れている版を。(新井 明)