ダビデの物語・ダビデ王位継承史その54
「アブサロムはイスラエル人の兵士を全員率いてエルサレムに入城し、アヒトフェルも共にいた。ダビデの友、アルキ人フシャイはアブサロムのもとに来て、アブサロムに向かって言った。『王様万歳、王様万歳。』アブサ...
「アブサロムはイスラエル人の兵士を全員率いてエルサレムに入城し、アヒトフェルも共にいた。ダビデの友、アルキ人フシャイはアブサロムのもとに来て、アブサロムに向かって言った。『王様万歳、王様万歳。』アブサ...
「ダビデ王がバフリムにさしかかると、そこからサウル家の一族の出で、ゲラの子、名をシムイという男が呪いながら出て来て、兵士、勇士が王の左右をすべて固めているにもかかわらず、ダビデ自身とダビデ王の家臣たち...
「ダビデは頭を覆い、はだしでオリーブ山の坂道を泣きながら上って行った。……アヒトフェルがアブサロムの陰謀に加わったという知らせを受けて、ダビデは、『主よ、アヒトフェルの助言を愚かなものにしてください』...
「王はツァドクに言った。『神の箱は都に戻しなさい。わたしが主の御心に適うのであれば、主はわたしを連れ戻し、神の箱とその住む所とを見せてくださるだろう。主がわたしを愛さないと言われるときは、どうかその良...
「王が出発し、人々は皆、その後に従った。一行は、まず離宮のところで歩みを止めた。家臣がまず王の傍らを通り、次いでクレタ人全員とペレティ人全員、それに続いてガトからダビデに従って来た六百人のガト人が王の...
「王の家臣たちは言った。『主君、王よ、僕(しもべ)たちはすべて御判断のとおりにいたします。』こうして王は出発し、王宮の者が皆、その後に従った。王は王宮を守らせるために十人の側女を残した。」(サムエル記...
陰謀が固められ、アブサロムのもとに集まる民は数を増したとサムエル記は伝えています(下15章12節)。古代イスラエル社会には、カナンの都市国家による支配をすんなり受け入れる素地はまだ育っていなかったので...
「四十歳になった年の終わりにアブサロムは王に願った。『主への誓願を果たすため、ヘブロンに行かせてください。僕(しもべ)はアラムのゲシュルに滞在していたとき、もし主がわたしをエルサレムに連れ戻してくださ...
「その後、アブサロムは戦車と馬、ならびに五十人の護衛兵を自分のために整えた。アブサロムは朝早く起き、城門への道の傍らに立った。争いがあり、王に裁定を求めに来る者をだれかれなく呼び止めて、その出身地を尋...
「アブサロムはエルサレムで二年間過ごしたが、王の前に出られなかった」(サムエル記下14章28節)とあるので、エルサレムへの帰還を認めたけれども、兄弟殺しについて王はまだ彼を赦していなかったことを物語っ...