学長室だより

霜月になりました

遠くの飯豊山系には雪渓が見られるようになりました。街中では道路中央の消雪パイプの点検・修理が終わり、冬への備えができました。大学のキャンパスではカリンの木に大きな実がたくさん実りました。

11月に入って学園祭も終わり、後期の授業も15回のうち5回を過ぎました。私も「ヨーロッパ思想史2」と「新約聖書の世界6」を担当していますが、いよいよ本格的な議論の展開に入ってきました。私は毎回の授業の始めに、学生がミニッツペーパーに書いた質問に即興で答えて、前回の授業の復習をすることから始めていますが、的をついた質問がたびたび出てきて、理解が次第に深まっていることを感じます。

この秋も大勢の高校1・2年生と中学3年生が本学の大学見学会に学校単位で訪問してくださいました。私は一人ひとりが将来の選択によって幸いな人生を歩むことができるようにと願いつつ、ミニ・オープンキャンパスのつもりで毎回歓迎のあいさつをしています。おかげさまで今年も歓迎のあいさつは20回を超えました。

多くの高校生・中学生の皆さまが大学見学に訪問されました

多くの高校生・中学生の皆さまが大学見学に訪問されました

 

今日のアッセンブリ・アワーの講師の小林正継先生は、51年前に私が大学入学と同時に作った「千葉大学キリスト者の会」というサークル仲間の一人です。小林先生は大学卒業と同時に千葉県の高校の英語教師になりました。彼の母校の東葛飾高校は、八木重吉が英語教師として教えた学校であったのです。八木重吉の詩を愛好する会を結成して活動してきた一端を紹介していただきます。読書の秋にふさわしい講演となるでしょう。(山田 耕太)