学長室だより

秋のつるべ落とし

秋は「つるべ落とし」というように、アッという間に日が暮れていきます。私が子どものころは、東京郊外でもまだ井戸がありました。井戸の桶が落ちていく「つるべ落とし」を経験として知る私は最後の世代ではないでしょうか。先週は2度も連休がありましたが、2度とも台風がやってきました。台風到来前にかなりの田では稲刈りを終えました。20日は台風接近のためにすべての授業をオンラインに切り替えました。

19日の後期最初の授業は、午前の2限に1年生後期の必修科目「地域学入門」の最初のチェーンレクチャーを担当しました。スライド「阿賀北の中心地:新発田の歴史と文化」をとおして、学生たちに新発田の歴史と文化の要点を紹介しました。同じ日の午後の4限には「新約聖書の世界8」で前期のルカ文書前半のルカ福音書に続いて、ルカ文書後半の使徒言行録の導入の授業を行いました。

「地域学入門」のチェーンレクチャーを担当しました

「地域学入門」のチェーンレクチャーを担当しました


 

22日には安全衛生委員会の後で、長岡技術科学大学の地域連携担当学長補佐の先生が新発田市役所の担当課長さんとごあいさつに見えました。それは新発田市で廃校になった小学校の跡地利用として、長岡技術科学大学と本学と関連企業と市役所の産官学が連携して、AIやロボットを用いた全く新しい農業方法を開発していくことのごあいさつでした。新発田のロボコン教室で小・中学校の子どもたちが世界的に活躍していますので、新発田から新しい芽が成長していくことを期待します。(山田 耕太)