学長室だより

コロナ禍の中での国際交流

あってはならないウクライナでの戦争も2月24日で1年を超えてしまい、ウクライナ東部で膠着状況が続いています。新型コロナウイルス感染症第8波も終息してきて政府の方針として3月13日以後はマスクをするのは自主的判断に委ねられ、5月13日以後は第2類から第5類の感染症に移行することになりました。

コロナ禍の中で敬和学園大学は、一部の授業を除いてほとんど対面で授業を行ってきました。来年度からは一人おきの座席も元の状態に戻したりして、次第に通常の状態に戻していく方針です。コロナ禍ではありましたが、昨年の夏にはデンマークのバァナゴップ・ホイスコーレでの研修プログラムも実施することができました。

今回はコロナ禍で2年越しの派遣となった外務省の日系アメリカ人ダニエル・イノウエを記念した相互派遣交流事業のKAKEHASHIプロジェクトを実施することができました。4週間前には本学の19人の学生がハワード大学を訪問してワシントンD.C.に1週間滞在して帰ってきました。先週はハワード大学の16人の学生たちが2人の引率の先生と共に本学の訪問を中心に新潟と東京に1週間ほど滞在するプログラムが実施されました。

ハワード大学から16人の学生たちが派遣されました

ハワード大学から16人の学生たちが派遣されました


 

本学では先週3日午前にKAKEHASHIプロジェクト歓迎あいさつの後で、新発田市などからハワイに移民した人々の歴史についてのチェーンレクチャーが行われ、岩根愛氏による映像を用いた講演が極めて印象的でした。午後は日本文化体験と交流のプログラムが展開され、翌日は菊水酒造での見学会などが催されました。(山田 耕太)