キャンパス日誌

【授業紹介10】アクティブ・ラーニング演習(担当:菊水酒造株式会社さま)

日本酒づくりを通じて、日本文化と地域を理解

p11 日本酒づくり

菊水酒造さまでの日本酒づくり体験

今年度は、地元企業である菊水酒造さまの全面的なご協力をいただき、日本酒づくりや日本文化を学ぶ「酒育セミナー」を実施しています。学生たちは、酒についての講義はもちろん、田植えからはじまる酒造りの現場や蔵の中での実習、そして酒にまつわる日本文化の講義や宴席でのマナー講習など、日本酒についてさまざまな切り口から学んでいます。前期修了前には、学生たちがつくった日本酒が完成し、味わうことができました。できたての日本酒は、とてもフルーティーで今まで味わったものとは別物だったようです。世界に誇れる日本酒について学ぶことは、日本文化や地元の地域特性の理解を深めることにも繋がっています。

受講学生のコメント

日本酒文化を学べる貴重な経験

小杉真奈

受講生の小杉真奈さん

この酒育セミナーを受講しようと思ったきっかけは、友人からの誘いと、シェフである父が日本酒づくりに興味を持っていたからです。父は海外との交流がある仕事の中で和食を紹介しています。和食が世界的に注目されはじめている中で、日本酒を勧めない手はないと思い、興味を持ったそうです。そんな父の手伝いが少しでもできればいいなと思い、受講を決めました。今回のセミナーでは、酒造りの基本と「よい酒」とは何かを学びました。私が考える「よい酒」とは、老若男女問わず、みんなが楽しめるモノです。文化講習で教えていただいた「モノづくり、コトづくり」が印象に残っています。モノづくりは商品の味や品質、印象的なラベルなどが主な内容で、一方のコトづくりはお酒の席を楽しむためにお酒を知るイベント等のことだと学びました。以前は海外の方に説明をすることができなかった、日本酒と神事との関係も知ることができました。まだ前期が終わったばかりですが、後期にどんなことを学べるのか本当に楽しみです。(英語文化コミュニケーション学科3年 小杉真奈さん)

 

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