キャンパス日誌
共生社会学科の活動を振り返る、全体報告会を実施しました
暖冬の今年にしては珍しく雪景色が広がる中、「2019年度 共生社会学科全体報告会」を開催しました。
この報告会は、3年次に行われるフィールド・トレーニング(11月)と、相談援助実習(6月、11月)で学んだ成果を発表する機会として実施するもので、学生が企画運営を行っています。
1、2年生はもちろん、実習先の指導担当者や非常勤講師、共生社会学科教員も参加して、活発な質疑応答と意見交換も行われました。
第一部のフィールド・トレーニング報告では、15名の学生たちが10日間の実習の成果を報告しました。日ごろの学びや活動と実習体験から、地域に根ざした企業とは何か、人と共存していく企業はどうあるべきかを考察した学生や、野菜の販売と商店街の調査を通して、教室内で終わらないアクティブラーニングのやりがいを語る学生もいました。
第二部の相談援助実習報告では、10名の学生たちが高齢・児童・障がい・地域の4つの分野に分かれ、グループ発表と個人発表を組み合わせて報告しました。下級生が聴いて興味が持てるようにと、難しくなりがちな報告を分かりやすく工夫して伝えたので、質疑応答では、内容がすばらしい、と興奮した講師の発言で質問の時間が足りなくなるほどでした。理論と実践の統合をどのように図ったかがみえる実習報告会となりました。
学生たちは、実習での経験をもとに、この後さらにソーシャルビジネスやソーシャルワークについて学びを深めながら、就職活動、国家試験受験、卒業へと向かう4年目の大学生活を迎えます。(相談援助実習指導担当 池田しのぶ)