キャンパス日誌
新発田市「清水園」の景観を守るため学生が除雪作業を行いました
敬和学園大学の学生たちが旧新発田藩下屋敷庭園「清水園」の景観を守るため、除雪作業を行いました。
敬和学園大学では、開学時より地域と連携した学びをすすめており、コロナ禍においても地域支援活動について積極的に行っています。
1月9日から続く大雪により、新発田市も交通機関の混乱などが続いており、敬和学園大学はオンラインで授業を行うなど対応をすすめています。このような状況の中、新発田市の重要な観光名所の一つ「清水園」の景観を守るため、主濱ゼミの学生9名が除雪作業に取り組みました。
主濱ゼミでは、大雪による地域の緊急事態に直面し学生同士で話し合い、「困っている地域の雪かき」「人手の足りないところの手伝い」をすすめようと「清水園」の除雪作業に取り組むことにしました。「清水園」は、先日の雪により名物の藤棚が倒壊した北方文化博物館さまが運営されています。このようなことを再発させないことも今回の活動目的の一つです。
清水園の敷地面積は4,600坪、今回は書院の壁を圧迫している、雪が解けにくい日陰部分を中心に作業を行いました。
重みと雨水で押し固められた雪は非常に重く、学生たちにとっても負担の大きい作業となりました。作業の途中には、清水園の佐藤園長から新潟名物のヤスダヨーグルト、たなべのかりん糖の差し入れをいただき、元気を補充しながら根気よく作業をすすめ、壁を覆っていた雪を取り除くことができました。
「地域学」をはじめ、多くの授業や活動を地域で行い学んでいる学生たちから、地域に恩返しをするよい機会となりました。また同時に、文化財を守り継承していくことの大切さを学ばせていただきました。