キャンパス日誌

【チャレンジ学生35】共感が生む偏見からの脱却

共感が生む偏見からの脱却

清野さん2

障がい者と共に書道を楽しむ(右が清野さん)

私は障害者自立支援生活介護事業所ワークセンター大山台で書道を教えるボランティアを行っています。
初めて施設に行った時は障がい者である彼らを見て、怖いと感じました。彼らは走り回っていたり、飛び跳ねていたり、大きな声を出していたからです。きっと彼らも初対面の私を見て興奮してしまったのだと思います。私が彼らを怖いと思わなくなったのは、普通に会話をし、交流する中で私と変わらない人間なんだと感じ、彼らも私を受け入れてくれたからだと思います。今では、笑顔で私を迎えてくれて、「また来てね」と言って手を握ってくれます。書道を通じて彼らは私に字はうまいことだけが重要ではないことも教えてくれました。味のある字は彼らにしか書けないのです。私にはない才能を彼らは持っていました。そして、一緒に笑うことで純粋な心の持ち主である彼らは私を癒してくれました。
ぜひ、機会があったら積極的に彼らに話しかけてみてください。障がい者は変な人だと言う偏見はなくなり、彼らに対する考えや気持ちが変わると思います。(共生社会学科3年 清野陽子さん)