キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ20】~ニュージーランドで英語を教える川口いずみさん~

夢は願えば叶うんだ!!

川口いずみ

2001年度卒業 川口いずみさん


「オーストラリアへ移住して24歳で現地人と結婚する」小学校3年生の文集でこう書いた記憶があります。お隣の国ニュージーランドだけど、結婚でなくて事実婚だけど、もう32歳だけど(笑)、ちょっとずつずれているけれどあのころの夢に近いところにいます。
小さいころから自分は海外へ出て先生になるんだと信じ、その目標だけに向かって突っ走ってきました。第1希望をオーストラリア、第2希望をニュージーランドとして受けた留学試験に落ち、第10希望だったアメリカへ飛び立ったのは高校二年の夏のことでした。その後帰国し、入学したのが敬和学園大学です。入学した当初は日本に対しての逆カルチャーショックで「楽しくないよ~」と毎日嘆いていました。
楽しくなければ楽しくすればいい!そう考えていろんなことに挑戦しました。放課後はバスケットボール部のマネージャー、そして週末は留学生の世話をするボランティア…。部活の遠征費のためにバイトを掛け持ちしました。学年が上がるにつれて教職課程もどんどん厳しくなり、時間が本当に足らず、しかも往復3時間かかる町から毎日通っていたのでもうヘトヘトな毎日。それでも会いたい友達、やりたいことが敬和学園にはたくさんありました。全力でバカをやれた友達は私の宝物です。

川口いずみ

ニュージーランドでジャンプ!


卒業後は中学校の教員として教壇に立つも体調を崩し退職。その後も体調がすぐれず夢も持たないまま数年が経過しました。そんなある時、自分の書いた文集の言葉を思い出しました。「あれ?私まだオーストラリア行ってないよな。もう教員じゃないだから新潟から出てもいいんだよな。」そう気づいてから今に至るまでは本当に早かったです。
今はニュージーランドの留学会社で日本の中・高生のお世話と英語を教える仕事をしており、来年には永住権を申請する予定です。あのころの夢が叶っています。「夢は願えば叶うんだ!」そう信じてこれからも努力し続けます。(2001年度卒業 川口いずみさん)