キャンパス日誌

【学生インタビュー】情熱を持って授業をしてくれる先生たちが魅力です

先生方一人ひとりが熱意を持って教えてくれることが、敬和学園大学の魅力です。授業を通じて、先生の情熱が垣間見れる瞬間があります。授業内容ももちろんおもしろいのですが、先生の情熱を感じた時に学びについてもグッと興味が増します。 (国際文化学科4年 渡邉瞳)

グローバルもローカルも楽しむ渡邉さん

グローバルもローカルも楽しむ渡邉さん

高校生のころ、ブラジルに留学したそうですね。

-- 高校の授業で紹介してもらい、ロータリークラブが支援する青少年のための留学プログラムがあることを知りました。当時、私は貧困問題に興味があったので、急成長する新興国(BRICs)の1つであったブラジルに行くことを決めました。

ブラジルでの1年間はどうでしたか?

-- 貧困問題について学びに行ったのに、ブラジル人のパワフルさに圧倒されました。現地の人はみんな好きなことをやって生きている。生きることへのパッション、情熱を感じました。その上、クリスチャンが多いこともあって、人に優しくすることがとても当たり前に行われている国でした。ポルトガル語のできない私にも優しくしてくれて、私自身の存在を大切にしてくれました。日本とは違う、異文化を経験できました。

敬和学園大学ではどんな活動を?

-- 図書サークルに入っています。「ビブリオバトル」という、お薦めの本をプレゼンし合うバトルゲームの大学生大会があるのですが、新潟地区決戦で優勝し、全国大会に出場することができました。

本が好きな仲間と図書サークル「ライブリオ」を立ち上げました

本が好きな仲間と図書サークル「ライブリオ」を立ち上げました

 

また、ロータリークラブのつながりを頼ってドイツに1か月短期留学をしました。ほかにも、旅行で台湾、そしてドイツ、フランス、イタリアを回りました。台湾へはブラジルで知り合った友達に会いに行きました。

高校時代のブラジル留学で知り合った友達に会いに、台湾に行ってきました

高校時代のブラジル留学で知り合った友達に会いに、台湾に行ってきました

 

国際的な活動は他にも?

-- 「日本語教育プログラム」を受講しています。ブラジルで現地の人たちによくしてもらった経験があったので、留学生に日本語を教える技術を身につけ、いつか恩返ししたいと思っています。大学の先生の紹介でベトナムでの「日本語教育インターンシップ」にも参加予定です。

グローバルに活動されていますね。一方で新発田市の商店街にもよく行っているとか。

-- はい。2年生のころから新発田市の商店街にある着付け教室に通っています。海外に行くことが多くなって、逆に日本の文化をもっと知らなきゃという気持ちが高まりました。ファッションが好きなこともあって、着物を自分で着られたらいいなと思い、商店街を歩いて着付け教室をやっているお店を見つけました。世界に興味を持つことと同じように、地元にも楽しいことって見つけられると思うんです。

新発田市内の着付け教室では、一緒に食事に連れて行ってもらったり、楽しませてもらっています

新発田市内の着付け教室では、一緒に食事に連れて行ってもらったり、楽しませてもらっています

 

敬和の学びについてはどうですか?

-- 先生方一人ひとりが熱意を持って教えてくれていることをすごく感じます。自分が思い描くものに対しての熱意がしっかりとあって、それを授業を通じて垣間見れる瞬間があります。授業内容ももちろんおもしろいですけど、先生の学びに対する姿勢、情熱を感じた時に、その学びについてグッと興味が増しますね。私はいつも、パッションによって心が動かされるみたいです。

ゼミはどうですか?

-- 桑原先生のゼミで「ドイツ文学」をテーマに学んでいます。選んだ理由は、本が好きだから。将来の役に立つとか、そういう理由よりも、純粋に本が大好きという理由です。好きだから学ぶ。ストレートですけどこれほど強いモチベーションはないと思います。

さまざまな国に触れてきて、将来はどのように考えていますか?

-- まず、世界中どこにも楽園はないということを感じています。自分が置かれた環境の中で、どのように楽しんでいけるかを重視したいと考えています。仕事にも人生にも、情熱を注げられるように生きていきたいです。

 

担当教員から見た渡邉瞳さんの成長

彼女は本が好きだということで私のゼミに入ってきました。時間さえあれば本を読んでいますが、いつも静かに教室の隅で本を読んでいるといったタイプではありません。文章力もあるし表現力やプレゼンテーション力もあります。ビブリオバトルで新潟県代表になったくらいですから。最近の大学生は本を読まなくなってきているだけに、彼女の本好きは異質な存在だとも言えます。そしてなんといっても行動力もある。だから将来、どんな道だって彼女が進みたいと思うところに最善を尽くせば必ずたどり着けるでしょう。あとは情熱を注ぎたいと思えるものに出会えるかどうか。残り1年、期待しています。(国際文化学科教授 桑原ヒサ子) 

渡邉さんと桑原教授

渡邉さんと桑原教授