キャンパス日誌

【学生インタビュー】地域での活動を通じて可能性が広がりました

ゼミの活動として、地元エフエム局のラジオ番組を制作しています。番組MCとして大学のある地域についてさまざまなゲストの方とお話させてもらい、情報を発信しています。活動を通じて自分の可能性が広がっていると感じています。 (国際文化学科4年 金安優希)

ゼミや学外活動を通じて視野や可能性がどんどん広がっています

ゼミや学外活動を通じて視野や可能性がどんどん広がっています

金安さんは高校時代は工業科だったそうですね。

-- 高校では電気や情報技術について学んでいましたが、それが自分の適性に合っているのか悩んでいました。そんな時に、高校の実習で敬和学園大学のインターンシップに参加し、文系の視点から情報メディアを学べると知り、驚きました。オープンキャンパスで先輩学生のお話を聞いて、「この大学なら本当にやりたいことが見つかる」と思い、理系から文系に切り替えて、進学することを決めました。

大学ではさまざまな活動に積極的に参加していると聞きました。

-- 地元エフエム局のラジオ番組「敬和キャンパスレポ」の制作、それから小説創作イベントである「阿賀北ノベルジャム」の運営に参加しています。どちらも地域を盛り上げる活動です。

ラジオ番組制作ではどんな活動を?

-- ラジオ番組の制作は、一戸先生のゼミ活動の一環として、MCとして携わっています。実は私、自分の声がコンプレックスだったんです。以前はよく低くて聞こえづらい声だと言われていたのですが、サークルの先輩に生まれてはじめて自分の声を褒められました。それでラジオ番組のMCをやってみたいと思うようになりました。大学のある新発田市のことをテーマに、さまざまなゲストの方とお話しさせてもらい情報を発信しています。その中で、情報技術だけでなく、テーマに合わせた文化や歴史などの知識が重要だと知りました。うまくお話を引き出せるようにMCとして成長したいと思っています。

エフエムしばた(76.9MHz)で学生たちがつくる番組「敬和キャンパスレポ」でMCを担当しています

エフエムしばた(76.9MHz)で学生たちがつくる番組「敬和キャンパスレポ」でMCを担当しています

 

「阿賀北ノベルジャム」とはどんな活動ですか?

-- ノベルジャムとは、著者と編集者とデザイナーでチームをつくり、ゼロから小説を作り上げるイベントです。私は運営側として、参加者への連絡や調整などをしました。ラジオMCの経験を生かしてイベントの司会もしたんですよ。

阿賀北ノベルジャムの授賞式では総合司会を経験しました

阿賀北ノベルジャムの授賞式では総合司会を経験しました

 

2つのゼミに所属されていますね。

-- メインは一戸先生のゼミ(情報メディア)で、サブゼミとして松本先生のゼミ(アニメ産業)を取っています。複数の専門分野を同時に学べるのが敬和学園大学の魅力です。どちらのゼミもグループで活動することが多く、役割分担をし、みんなで協力してつくり上げていくことの大切さを実感しています。その他にも、「アナウンス・ナレーション実習」や秘書検定の授業など、他の大学にはない、自分の可能性や視野を広げられる授業がたくさんあります。ラジオ番組の制作もその一つですし、ほかにも地域で埋もれてしまった歴史をテーマにした映像制作にも取り組んでいます。また、ボードゲームサークルにも所属し、部長としてイベントを企画したり、聖籠町の社会人の方々と連携した活動をしたりしています。授業やサークルでの活動を通して、「他者を楽しませること」の大切さをすごく感じました。どうすれば人を笑顔にできるか、そういったことを社会に出てからも学び続けていきたいです。

ボードゲームサークルは仲間と楽しむだけではなく、地域の皆さまともつながれる場です。

ボードゲームサークルは仲間と楽しむだけではなく、地域の皆さまともつながれる場です。

 

担当教員から見た金安優希さんの成長

積極的にやりたい気持ちはあるけれどなかなか自分から前に出られるタイプではない、というのが当初の印象でした。しかし、ゼミや学外活動、サークルなどで、友人や先輩から役割を与えられる機会に恵まれたことで、かなり人前に出られるようになったのではないでしょうか。もともと持っていたマネージャー気質でまわりのメンバーをサポートし、うまくチームを動かしてくれます。それに加えて、自分で調査したり編集したりというスキルもかなり身についてきたので、残りの学生生活では思い切って、金安さん視点で編集や発信をしていくことを意識し、もう一歩上の段階に進んでいくことを期待しています。(国際文化学科教授 一戸信哉) 

金安さんと一戸教授

金安さんと一戸教授