キャンパス日誌

【退職のごあいさつ】学生たちとの出会いから、多くのことを学びました(前嶋和弘)

2002年4月1日から2008年3月31日までの6年間にわたって本学に多大な貢献をしてくださいました前嶋和弘先生(現代アメリカ政治外交)からの退職のごあいさつをお届けします。

敬和学園大学での6年間は私にとって、とても幸福でした。よい同僚に恵まれ、自分が思うように活動することを許していただきました。皆さんのご協力があり、広報委員長としての任務も楽しみながら進めることができたと思います。そして、何よりも学生たちとの出会いから、多くのことを学びました。

大学の4年間というのは、長いようで短い時間を使って、学生が自分自身で成長する期間です。でも、教員も同時に一人ひとりの学生から育てられているのだな、と痛感しています。学生とのちょっとした会話から、教える内容についてのヒントを得ることができます。それだけでなく、双方向でやり取りをしていく中で、学生の変化を感じ取れることがあります。うまく伝えるためのさまざまな工夫を続けることで、不安そうな学生の顔が笑顔に変わっていったときに、私自身も大きく勉強したと思うのです。

大学教員の仕事のスタートを敬和で過ごせることができたのは、幸運以外の何物でもないと思います。敬和での仕事は、新聞記者としての5年弱、大学院生兼研究員としての8年弱の在米生活に続いて、社会人になってからは「第三の人生」ですが、この「3つ目」が最も気に入っています。2008年度から文教大学に移りますが、敬和には当分、非常勤で参ります。今後もどうぞよろしくお願いいたします。