チャペルのひびき
宗教改革500年の年に
後期の最初のチャペル・アッセンブリ・アワーでした。チャペル・アワーにおいては、学長先生が、宗教改革500年の記念の年にあたり、マルティン・ルターの生涯とその信仰について教えてくださいました。聖書の言葉との出会いを通してルターの見出した福音の真理により、その後の歴史が決定的に変えられたことを改めて覚えることができました。権力者の意向を忖度する(おもんばかる)ことばかりに執心し、良心を失ってしまうことの多い世界の中で、存在を脅かす者たちの前にあっても神より与えられた良心の平和を手放すことのなかったルターの伝えるものは決して小さくないでしょう。敬和学園大学もこの宗教改革の精神の流れに位置する大学です。アッセンブリ・アワーでは、エッセイ賞の授賞式が行われました。渡邉瞳さんの学長賞受賞エッセイにおいても、喜びに満ちた聖書の言葉との出会いについて記されていました。チャペルを通して、一人でも多くの学生に、人生を潤す聖書の言葉と出会ってほしいと願っています。その後、ベトナムからの留学生たちがお国について映像を用いながら紹介してくださいました。人も風土も彩り豊かなベトナムから、素晴らしい若人たちを本学に迎えることのできた幸いを覚えます。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「我一人で立つ」 学長 山田耕太 先生
Ⅱ.アッセンブリ・アワー
2017年度前期エッセイ・コンテスト授賞式
講話 「ベトナムからの留学生によるスピーチ」
英語文化コミュニケーション学科1年 Nguyen Thi Hong Ha さん
国際文化学科1年 Dang Thi Quynh Trang さん
国際文化学科1年 Dinh Quang Sang さん
国際文化学科1年 Trinh Thi Hong さん
<参加学生の感想>
感想1) 今日から後期のC.A.H.が始まりました。今回の説教の山田学長の話の中で、今年は敬和学園50周年だということは知っていましたが、10/31が宗教改革500年だということを初めて知りました。ルターの有名な言葉「我一人ここに立つ」は初めて聞きました。スイスの青年がたった一人で始めたことが、全世界に広がっていくのは、とてもすごいことだと感じました。ルターの勇気は本当にすごいです。
感想2) 渡邉さんのエッセイは鳥肌が立ちました。弱者を「受け入れる」ということは容易ではないと思いました。弱者だけでなく、他者を「受け入れる」ことは自分とは違う価値観に触れるということだから受け入れがたいのではないでしょうか。でも、その中で認め合い、支え合うことで、自分という存在も形成されるのだと思う。
感想3) ベトナムから来た留学生のスピーチを聞いて、ベトナムは地域によって景色が違ったり、食べ物が違うので、とても楽しそうな国だなあと思いました。自然が豊かなところがとてもいいと感じました。ベトナムにはたくさんの遺跡や美しい自然が豊かなのが分かった。ベトナムの魅力が十分に伝わる発表でした。