学長室だより

2008年11月28日号

台湾・台南市の長榮大学が創設15周年を迎えるという。今年の夏まえから、式典への出席の誘いがあった。 山田耕太、房文慧の両教授とともに新潟空港を発ったのは11月10日。11日に出席者の打ち合わせがあった。インド、フィリピン、インドネシア、チェコスロバキア、アメリカ、日本からの参加で、全10校。12日は新図書館の開館式、15周年記念礼拝。民族衣装の着用を求められていたので、われら三人は新発田まつり・民謡流しの赤いゆかたを着た(これが民族衣装といえるか、どうかは、問うなかれ。万人の目をひいたことは、たしかである)。13日は学長会議のセッションが催され、キリスト教大学の直面する諸問題が提出、論議された。わたしは長榮の旧図書館にあった「弟子の足を洗うキリスト像」にふれ、この謙虚さがわれらの基でなくてはならない、と付け足した。13日の午後は敬和として長榮からの留学を勧める会議を設定してもらい、友好的雰囲気の2時間をすごした。2年前に敬和で1ヶ月を過ごした学生たちの成長ぶりは見事であった。(新井 明)