2007年5月25日号
新入生オリエンテーションが、例年どおりに胎内市のホテルで行なわれた。山は桜は、まだ早いが、空は晴れて、例年の寒さはなかった。二日とも礼拝で始められた。アウグスティヌスの『告白』から、延原教授は「取って...
新入生オリエンテーションが、例年どおりに胎内市のホテルで行なわれた。山は桜は、まだ早いが、空は晴れて、例年の寒さはなかった。二日とも礼拝で始められた。アウグスティヌスの『告白』から、延原教授は「取って...
今春の新入生歓迎公開学術講演会には斎藤和明氏にお出でいただいた。学校法人明星学苑の理事長、ICU名誉教授であられるお方。リベラルアーツ教育の意味を、一年次生を中心の聴衆に語っていただきたかった。「リベ...
暖冬といわれた春の新発田城址のあたりも、例外的な1、2本をのぞいて、桜は蕾を開かなかった。しかし馬酔木(あしび)や沈丁花(じんちょうげ)はしっかりした赤を見せている。入学式は4月4日であった。133名...
「食を通じて新発田文化を体感」。敬和の新発田学研究センター開所記念講演会は、この総合タイトルで、3月21日に生涯学習センターでおこなわれた。小泉武夫氏を招聘して、「食の文化と地域の活性化」を聴き、その...
3月20日の卒業式の朝は雪であった。摂氏2度という朝は、新発田ではこの冬で最低の温度であった。しかし、開式の時刻には、ほとんど晴れていた。第13回卒業式で133名の若者を送り出した。この4年はちょうど...
この春は4名の先生がたが学園を去られる。石川喜一、松崎洋子、岩倉依子、五十嵐海理の諸先生がたである。2月21日に送別会をおこなった。まず始めに、石川先生が「胡笳の歌」その他の尺八の演奏をしてくださった...
大学基準協会からの依頼で、ごく最近、次のような小文を書き送った―― 本学は新潟県でも、阿賀野川の北における唯一の大学である。同一法人の高校と堅い連携を結んでキリスト教主義をかかげ、大学としては1991...
この冬は暖かく、北越の海岸寄りでも、いわば根雪の類いのない2月が過ぎてゆく。この何年か、新入生が春ごとにキャンパスに植えてくれるユリノキのことが心配で、ときどき見にゆく。初めの2年は、正規の植木屋が植...
昨秋のこと、女子学生2人(一年次生)が学長室に入ってきて、「先生、すこしお話してもいいですか」ということであった。どうぞ、と答えると、授業のこと、友人たちのこと、先生がたのこと等などを、なにか特別の質...
敗戦後、間もない高校時代のこと。校舎の一部が普請にかかっていた。お昼時のことである。突如、職人のひとりが、激昂のていで生徒のひとりにつかみかかった。なにか冷やかしごとでも言ったのであろう。職人の荒げた...