ダビデの物語・ダビデの台頭史その22
王の刺客から逃れた後、ダビデはヨナタンに会い「わたしが、何をしたというのでしょう。お父上に対してどのような罪や悪を犯したからといって、わたしの命をねらわれるのでしょうか」と告げています(サムエル記上2...
王の刺客から逃れた後、ダビデはヨナタンに会い「わたしが、何をしたというのでしょう。お父上に対してどのような罪や悪を犯したからといって、わたしの命をねらわれるのでしょうか」と告げています(サムエル記上2...
夫ダビデを逃がした後、ミカルは夫の寝床の中にテラフィムを置き、その頭に山羊の毛をかぶせ、着物で覆ったと言います(サムエル記上19章13節)。王は使者を遣わしてダビデを呼び出すのですが、「彼は病気です」...
ダビデ殺害を命じられたヨナタンは「わたしの父サウルはあなたを殺そうとねらっている。朝になったら注意して隠れ場にとどまり、見つからないようにしていなさい。あなたのいる野原にわたしは出て行って父の傍らに立...
「サウルの娘ミカルはダビデを愛していた」(サムエル記上18章20節)という言及は、ダビデ物語の中で特別な意義を帯びています。当時このような恋愛は起こりえませんでした。娘が自由に戸外に出て青年と出会うチ...
家臣を通し王の婿になるように告げられたとき「王の婿になることが、あなたたちの目には容易なことと見えるのですか。わたしは貧しく、身分も低い者です」(サムエル記上18章23節)とダビデは答えています。結納...
「主はダビデと共におられ、サウルを離れ去られた」とあるように(サムエル記上18章12節)、どの戦いにおいてもダビデは軍の先頭に立ち勝利を収めたので、すべての人がダビデを愛したといいます(16節)。自分...
「神からの悪霊が激しくサウルに降り、家の中で彼をものに取りつかれた状態に陥れた。ダビデは傍らでいつものように竪琴を奏でていた。サウルは、槍を手にしていたが、ダビデを壁に突き刺そうとして、その槍を振りか...
「ダビデは、サウルが派遣するたびに出陣して勝利を収めた。サウルは彼を戦士の長に任命した。このことは、すべての兵士にも、サウルの家臣にも喜ばれた」(サムエル記上18章5節)とあるように、ダビデの人生は大...
サウル王の軍司令官アブネルに連れて来られたダビデが、王の前で「ベツレヘムのエッサイの息子です」と明かしたとき(サムエル記上17章58節)、そばで聞いていたのがヨナタン(「ヤハウェが与えた」の意)でした...
ダビデはサムエルによって油を注がれた若者でした。彼がゴリアトのような英雄を一撃で倒すことができたのは、偶然ではありません。ゴリアトの敗因は明確で、武具に依存していたその慢心が隙を生んだからです。羊や山...