学長室だより
戦後75年経って
連日、35度を超える猛暑の日々が続いています。朝から夕方までアブラゼミが短い命を謳歌して鳴いています。夕暮れには秋の虫の音も聞こえます。残暑お見舞いを申し上げます。
6月23日の沖縄戦終結、8月6日の広島原爆投下、8月9日の長崎原爆投下、8月15日の太平洋戦争終結を巡って、TV報道番組やドラマなどが数多く放送されて、第二次世界大戦の知られざる過去の事実が明らかにされると同時に、いかに悲惨な日々であったかを思い知らされる日々です。また、これらの記憶を風化させることなく、平和を希求する思いが深まることを願います。

敬和学園大学では、広島や沖縄で平和について考える学びの機会を提供しています
「広島原爆の図」を描いた丸木画伯夫妻の絵を中心に展示してきた丸木美術館がコロナ禍の中で閉館せざるを得ない記事が数か月前に新聞に掲載されました。私も家内と子供たちを連れて20年以上前に2、3度訪れたことがありました。幸い全国の心ある人々の募金でリニューアルして再開されました。
永遠のみどり 原 民喜
ヒロシマのデルタに
若葉うづまけ
死と焔の記憶に
よき祈よ こもれ
とはのみどりを
とはのみどりを
ヒロシマのデルタに
青葉したたれ (山田 耕太)