学長室だより

夏の盛りを過ぎて

大学の周辺の田んぼでは、5月上旬に田植えをしたコシヒカリが豊かに実ってきました。重くなった稲穂が次第に頭を下げてきています。稲刈りまでの数週間は、辺り一面に金色に輝いた美しい光景を楽しむことができそうです。

今年の夏はいったん終わった梅雨の続きのようになってきました。特に九州北部から西日本、さらに北陸にかけては、線状降水帯が停滞して激しい集中豪雨が各地を襲っています。「災害は忘れたころにやってくる」とよく言われたことですが、最近では梅雨の後半の激しい集中豪雨や巨大化した台風などで毎年のように大きな災害に見舞われています。これは日本だけのことではなく、世界各地でも異常気象による大きな災害が思わぬところから起こるようになってきました。地球規模での取り組みを早急にしていかなければならないと肌で感じるこのごろです。

おかげさまで大学は開学して31年目の歩みを続けています。7月には大学玄関のペンキ塗りが終わり緑色の屋根が一新されました。今週からは古くなってきた栄光館(教室棟)の外壁の補修工事に取り掛かります。オープンキャンパスなどで来校した高校生などから「きれいな大学」と言われることがありますが、30年も経過するといろいろと修理しなければならない所が出てきています。(山田 耕太)

夏期休暇中に外壁の補修工事が進んでいます