キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ11】~広い視野で物事を考える力を養った村川隆さん~

敬和で学んだ技

村川隆

(2002年度卒業 村川隆さん)


昨年秋から日本経済は長期不況に陥っています。私の勤めている会社も大いに影響を受け、この不況を乗り切るための努力を続けています。しかし、同業他社の中には既に力尽きた所も少なくありません。
敬和学園では外国に目を向けて4年間を過ごしました。大学にはその環境が整っていました。授業内容はもちろん、留学制度や国際交流のプログラムもさまざまあり、広い視野で物事を考える力を養いました。個人的には聖書を片手に、キリスト教徒の気分を味わえたチャペル・アッセンブリ・アワーが特に印象的でした。さまざまな状況で日本以外にも目を向けて、いろいろな角度からヒントを得られることはすごい強みで、私にとって敬和はそれを学んだ場でした。
そして今思うこと。この不況をきっかけに日本は次のステップへ進んでいく。それは大量生産、大量消費、味気ない使い捨ての時代から別の方向へ。これからはそのモデルとなる国に目を向け、今後の生活や仕事のヒントにしていきたい。それが敬和で学んだ技であり、今だからこそ、それを活かしていきたい。そんなことを思って過ごしている社会人7年目の今日このごろです。(2002年度卒業 村川隆さん)