キャンパス日誌

【授業紹介21】メディア英語(担当:山﨑由紀)

インターネットを活用し、現代社会を英語で学びます

「メディア英語」は、インターネット上で入手できる英語で書かれたテキストを用いて、同時代に世界で起こっている事件・事象、時事的な表現、教科書では学べないネイティブスピーカーが使う英語などを大量に学んでいく「英語で学ぶ」授業です。とりわけ平和や人権について英語で議論することが可能となるようなニュース記事や国際機関による文書を選んでいます。最近では、コロナ禍が映し出した構造的差別、銃規制問題、戦争や難民問題などを取り上げました。英語を学ぶと同時に、日本以外の場所から見る社会・国際問題を考えます。学生・教員が共に英語で現代社会を学んでいます。(英語文化コミュニケーション学科教授 山﨑由紀)

世界のニュースを英語で読み解きます

世界のニュースを英語で読み解きます

参加学生のコメント

この授業では、英語圏のニュース記事を原文のまま読み、内容を理解していきます。前期では、BBCからウクライナ戦争についての記事とNPRからロブ小学校で起きた銃乱射事件の記事を読みました。どちらもかなり衝撃的な内容で、日本でもニュースになっていました。ニュース記事であるため、難しい単語もあり読むのに戸惑うことが多かったのですが、辞書片手にがんばって内容を読み取っていきました。読んでいて感じたのは、やはり国や立場が違うというだけでも物の捉え方が変わってくるということです。BBCの記事でいえば、ウクライナ戦争に対して、日本とは違うイギリスないしヨーロッパとしての危機感や緊迫感というものが感じられましたし、NPRの記事でいえば、日本とは違う銃の所持が許されている社会での銃規制への捉え方を垣間みたように感じました。
この授業では、単語や文章の意味だけではなく、記事中に出てくる地名や人名、歴史などを調べたり、日本のニュースと比較してみることも楽しいです。それに加えて、先生の余談話が授業のおもしろさを増してくれます。(英語文化コミュニケーション学科3年 今井あゆみ)

参加学生の今井あゆみさん

参加学生の今井あゆみさん