キャンパス日誌

東日本大震災被災地へのボランティア

東日本大震災被災地へのボランティア
今回、私が東日本大震災ボランティアに参加したのは、中越地震で参加したボランティアのリベンジ心がきっかけでした。当時中学生だった私は被害を受けた現場での作業は任せてもらえず、仮設住宅で暮らす子どもたちの遊び相手しかできませんでした。成人を迎え成長した今、私にも現場で力になれることがあるはずだ、と思い参加を決めました。
現地入りし、最初に目に飛び込んできたのは倒壊した家屋の数々、倒された電柱、津波で流された車や船、散乱した物、衣服でした。海水やヘドロによる悪臭もひどく、メディアや映像だけでは知り得ない様々な光景が広がっていていました。
現地のボランティアの方に当時のお話や映像を見させていただいて一番印象に残っている言葉あります。それは「瓦礫=思い出=絆」です。津波で流されて泥だらけになった衣服や写真、生活にかかわる全てのものは端からから見れば瓦礫やゴミに見えますが被災者の方々にとっては大切な思い出です。それが絆に変わり、みんなで力を合わせて心と街を復興させていくのです。この言葉を聞いて被災地の見方が変わったと同時に申し訳ない気持ちがこみ上げてきました。
節電や募金なども大切ですが現地で即戦力になるボランティアもとっても大切です。私自身の力は小さなものですがまた機会があればボランティア活動に参加し、復興に貢献できればと思います。 (共生社会学科3年 加藤)

瓦礫 = 思い出 = 絆