キャンパス日誌

復興支援イベント「ふかふか体験 in しばた」を開催しました

敬和学園大学のボランティアチーム「Keiwa HOPE」とイクネスしばたが連携したイベント「ふかふか体験 in しばた」を開催しました。
このイベントでは、「Keiwa HOPE」が考案した復興雑煮とサメカツバーガーを市民の皆さまにふるまいました。

会場となったイクネスしばた2階のキッチンスタジオでは、イベントの開始前からたくさんの市民の方々がご来場されていました。

手際よく調理をすすめていきます

手際よく調理をすすめていきます

 

この日、学生たちが用意した復興雑煮は、1月7日に開催された「城下町しばた全国雑煮合戦」にも出店した一品です。
宮城県気仙沼市のサメを使用した「ふかふか団子」と、熊本県御船町産の水前寺菜を使用した白味噌ベースのやさしい味の雑煮です。
東日本大震災や熊本地震といった被災地の食材を学生たちが調理し、市民の皆さまに無料でふるまいました。

当日はたくさんの皆さまにご来場いただきました

当日はたくさんの皆さまにご来場いただきました

 

学生たちは担当ごとに分かれ手際よく調理をこなし、市民の皆さまに料理をふるまい、用意した150食はすべて品切れとなる盛況ぶりでした。

軽快なアナウンスで会場が華やぎました

軽快なアナウンスで会場が華やぎました

 

また、当日は気仙沼市から駆けつけたサメ解体職人によるサメ解体ショーも催されました。
サメ肌を触る体験、食材としての部位の紹介といったパフォーマンスに観客は興味津々、解体の様子に見入っていました。

全力を出し切った学生スタッフが集合!

全力を出し切った学生スタッフが集合!

 

大勢の市民の皆さまがご来場される中、学生たちは調理やふるまいだけでなく、時には軽快なアナウンスで場を盛り上げるなど、それぞれの個性を生かし、協力し合いイベントを作り上げていました。
今、自分がすべきことは何かを考えつつ行動する学生たちの姿は頼もしく、多忙の中にも笑顔を忘れない様子に心強さを覚えました。

 

「復興雑煮」、「ふかふか体験 in しばた」で広報部長を務めた阿部咲さん(共生社会学科3年)からのコメント
「ふかふか体験 in しばたは、はじめての取り組みで、準備段階では整理券も完売できるか未知数なイベントでした。しかし、当日を迎えると、予想を上回るほどたくさんのお客さまに来ていただき、老若男女が集って大いに盛り上がるイベントとなりました。
復興雑煮ふるまいでは、朝早くから整理券が完売しました。サメの解体ショーではキッチンスタジオに入り切らないほどのお客さまであふれ、会場外で立ち見される方も多くいらっしゃいました。また、気仙沼からお招きしたサメ解体職人さまの軽快なトークと、なかなか見ることのできないサメを目の前にして、子供たちも大人もサメに興味津々でした。
その後のサメカツバーガーふるまいでも「サメを食べたことなんてないから、どんな味がするか気になる」とたくさんのお客さまにご賞味いただき、限定150食はすぐに完売しました。食後のご感想をいただく際に、「おいしい」というお言葉以外にも、レシピを求められるなど、サメのおいしさを十二分に伝えることができたのではないかと感じました。
このイベントを通して、多くの方に被災地の食材のおいしさと、それを通して被災地を応援できるということを知っていただけたように感じます。また、こうして、新発田で被災地のおいしいものを食べることで、お客さまの笑顔と被災地の方の笑顔をつなぐ活動ができたのではないかと感じました。 今年で東日本大震災から丸7年が経とうとしています。災害が風化しつつある今日に、皆さまに被災地のことを思い返していただける機会となれば幸いです。 ご協力いただいたたくさんの皆さまに、この場をお借りしまして感謝申し上げます。本当にありがとうございました!」

 
そのほかの写真は、敬和学園大学のFacebookページからご覧いただけます。