キャンパス日誌
【授業紹介】先輩から1年生へ学びのメッセージ、「学生フォーラム」を開催
英語文化コミュニケーション学科の1年生必修の授業「コミュニケーション入門」の一環として、2年次以降の学びの可能性と広がりを1年生に伝えるべく、3・4年生の先輩たちが実経験を語るかたちで「学生フォーラム」の機会を持ちました。
1年生は、これから自分たちが、何を学びたいのか、またそれを学ぶためには、どのような行動をとらねばならないのかを探るべく、先輩たちの発表に真剣に聞き入っていました。今後自らの関心にあわせて、積極的な学びが展開できることを祈ります。発表を行った先輩たちには貴重な体験の共有に感謝します。(英語文化コミュニケーション学科教授 荒木陽子)
発表者3名それぞれのアドバイザー教員より発表内容についてご紹介します。

学生フォーラムで発表してくれた先輩たち
中国留学・スピーチコンテスト・能登半島ボランティア活動について
発表者: 竹内聖士琉(英語文化コミュニケーション学科3年)
竹内さんは、学業も課外活動も両立させて大学生活を思い切り楽しもうという気持ちのある学生で、今回のプレゼンテーションでは好奇心を持って新しいことに挑戦する大切さを後輩に伝えました。
中国に語学研修に行ったり、スピーチコンテストで入賞するほど中国語に励んだりするうちに、中国の生活や文化の深いところにまで興味が沸いてきて、来年度は中国の言語文化をテーマに卒業論文を書こうか、数カ月また中国に留学をしようかと悩んでいるようです。
もともと英語の上達を目指して入学してきた学生ですが、竹内さんは大学で新たに学んだ中国語をきっかけに、そこから自分の可能性をさらに広げてきました。竹内さんの、まず興味の向くままに行動してみること、そして大学での学問やさまざまな人たちとの出会いを大切にすることを、後輩にも見習ってほしいと感じます。(英語文化コミュニケーション学科准教授 主濱祐二)
Study Abroad in Australia(オーストラリア留学 経験談)
発表者: 山口めい(英語文化コミュニケーション学科4年)
山口さんは、4年生後期にオーストラリアに留学した経験を発表しました。高校生のころからの夢を叶えるために大学でどのような科目でどのように力をつけ、留学に備えてきたかを話しました。またシャイでなかなか自己表現ができない性格であることを分かりつつも、そんな自分を少し変えられる機会になったらいいという思いもあり、自由留学にチャレンジしたそうです。
夢だった留学ですが、実際単身でオーストラリアに行ってみると寂しさに打ちのめされてしまうこともあったそうです。新しくできた友人や学校のスタッフの方からの温かい声掛けで「自分を変える」努力をしようと勇気づけられたということでした。全て英語でのプレゼンテーションで1年生の皆さんは驚かれたかもしれません。
最後に “I know how scary it is to take action and change yourself, especially to go to another country or start something new. But I’m sure it’ll help you improve yourself and your language skills. When you learn about different cultures and understand people with different backgrounds, and make friends with various values like I did in Australia, you grow. I highly recommend going to different countries to see the world. I’d love to do that more in the future because I would like to know more about the world.” とメッセージをくれました。
自分のコンファートゾーン(慣れ親しんでいてストレスや不安を感じずに過ごせる、心理的な安全領域)を抜け出して、成長のためにチャレンジしてみることの大切さが1年生に伝わったと思います。(英語文化コミュニケーション学科准教授 大岩彩子)
「心ほかほかあたたかい町」と「ミニしばた」の報告
発表者: 薄田桜子(英語文化コミュニケーション学科4年)
薄田さんは、3年生にボランティアとして、4年生はゼミ活動として参加したサービスラーニングについて発表しました。子どもが市民として働きまちをつくる「こどものまち」と呼ばれるプログラムで、子どもたちが遊びを通して「自分のまちは自分で動かせる」という社会参画体験をすること、子どもの権利が守られているまちのありかたを体験することを目的とする活動です。
薄田さんは、新潟のこどものまち「こころほかほかあたたかい町」の大人実行委員として子どもたちのワークショップに参加したり、プログラムの方針を決定する立場として携わりました。実行委員会で決まったことをゼミに伝達し、ゼミ内のプロジェクトチームをリードする役割も担いました。12月には新発田で初の試みとなるこどものまち「ミニしばた」の企画と運営に携わりました。
この2つの「こどものまち」の立ち上げ、企画、運営に携わり、子どもたちが自分たちの力でやりたいことを実現する過程を近くで見てきた薄田さんは、「自分自身も今までやったことのないことに挑戦し、責任をもって行動することを学んだ」と報告しました。そして、「参加者1,000人という大きなイベントの運営をやり遂げられたこと、その中でたくさんの出会いがあったこと、何より、出会った大人の人に褒めていただく機会が多く、今まで自分では気づいていなかった新たな長所を発見でき、それが自信につながり、就職活動でも生かすことができました。皆さんも、大学で学び、地域でその学びを実践する機会をたくさん見つけてください。その体験からまた学べること、その体験があるからさらに深く学べることをたくさん見つけてほしいです」と下級生にメッセージを贈りました。(英語文化コミュニケーション学科准教授 大岩彩子)
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