キャンパス日誌

【学生レポート】国際理解講座「パキスタンってどんな国?」にパネラーとして参加して

新発田市で開催された一般市民の皆さま向けの国際理解講座「パキスタンってどんな国?」に、敬和学園大学 国際文化学科の長坂ゼミ(多文化理解コース)の学生たちがパネラーとして参加しました。
当日参加した学生の皆さんからのレポートをお届けします。

私たち長坂ゼミの3年生は、イクネスしばたで行われた国際理解講座「パキスタンってどんな国」にパネラーとして出席させていただきました。

一緒に学びを深めてきたマリクさん(中央)と一緒に、国際理解講座に参加しました

一緒に学びを深めてきたマリクさん(中央)と一緒に、国際理解講座に参加しました

 

私たちは2年生の時から、イスラム教の学びを中心とした活動を行ってきました。
新潟県内にあるモスクへの訪問をはじめとし、パキスタンの方が経営されているカレー屋さんで食事をいただいたり、新発田市役所の広場にてハラル・マークが付いた食品を販売したりもしました。
ここまで広く活動できたのも、指導教員の長坂先生と交流のあるマリクさんという方のお力添えがあってのことでした。

そんな中、新発田市役所 市民まちづくり支援課の方からお声がけいただき、国際理解講座「パキスタンってどんな国?」へ参加させていただくことができました。
当初1月に行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり延期となり、開催自体も危ぶまれる状況でしたが、今回無事に開催することができ、本当によかったです。

イベント前半のマリクさんの講演に続き、後半は私たちのゼミが1年間体験し学んできたことや、イスラム教の人々のことを写真を中心にして紹介しました。

私たち長坂ゼミは「大学生のイスラム体験記」と題した発表を行いました

私たち長坂ゼミは「大学生のイスラム体験記」と題した発表を行いました

 

コロナ禍が続いていたこともあり、地域の皆さんの前で話をする機会が少なかったので、今回は、私たちが学んできたことを伝える貴重な場となりました。
異文化というのは実際に経験してみないとわからない部分が多いのですが、私たちが経験したことをフラットな目線で伝えることができて本当によかったと思っています。これは同時に、自分たちが学んだパキスタンとイスラムのことをさらに深める場として、大変貴重な経験になりました。

イスラム文化体験についてまとめたパネル等の展示も行いました

イスラム文化体験についてまとめたパネル等の展示も行いました

 

ニュースで見るような怖いイメージだけがイスラム教ではありません。私たちはマリクさんと一緒に活動していく中で、何事も外から見ただけで判断し、偏見で終わってしまうことはよくない、ということを再認識しました。そして、その偏見をなくすためには、当事者の方の話を直接聞く場に積極的に参加することが有効だと感じました。
一方で、盲目的にすべてを受け入れるだけでもいけないと思います。受け入れられない人の意見もないがしろにせず、その理由もきちんと聞くことが必要です。
双方の話を聞いて最適な形を考えることで、対立に発展することなく、平和的に共存することができるのではないかと考ました。

(国際文化学科3年 花野剛琉、岩﨑遥、遠山蒼汰、吉川琴巳、2年 土門海音、片山紗希)

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