チャペルのひびき

敬和にありがとう!

松本ますみ教授と大澤秀夫宗教部長の最終講義・最終説教。敬和で共に学んだ日々を思い起こしながら、お二人はそれぞれに「学ぶことと生きること」「敬和の心」と題して、若者たちに学ぶことの喜びと励ましを語られた。どうして私たちは、別れを通してしか、共にある時間のかけがえのなさを実感することができないのだろうか。私たちの学園が、ここにあることのかけがえのなさをしっかり心に刻みこんでいたい。(大澤 秀夫)

20140117チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「 敬和の心 」(最終説教) 宗教部長 大澤 秀夫 先生
20140117チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「 学ぶことと生きること 」(最終講義) 教授 松本 ますみ 先生
20140117チャペル・アッセンブリ・アワー

参加学生の感想
感想1)大澤先生最後のお話となるのはとても心さびしく、残念でなりませんが、いつも変わらぬ語り口で、ご自身の昔話などとても興味深いお話を聞けて良かったです。先生の話を聞いて、確かに生活をしていて「感謝」というものをそんなに心がけていないなと思いました。特に親には、少しきつく言ってしまうことがあります。しかし、そこで自分が親にあたるのではなく、しっかりと感謝の気持ちと言葉を伝えていきたいと思いました。6年間の敬和での生活、お疲れ様でした。いつまでも面白い冗談をたくさん言ってください。
感想2)学ぶことと生きることについて聞いた。何かを学んで生きていくことは、自分の人生に何かをもたらしてくれると思った。日本で大学に行くのは当たり前だと思っていたけど、外国から見たら当たり前ではないことに驚いた。折角大学に通っているのだから、1つでも良いから何かためになることを学んだ方が有意義に人生を過ごせるかもしれないと思った。
感想3)大澤先生には、講義やチャペルでの説教、キリスト教のこと、人間の思想、生き方のこと、今まで小・中・高の授業では学んだことのないことを沢山教えていただきました。大澤先生には、今日の説教の言葉を借りるなら『心」の教育をしていただいたと思います。短い時間でしたが、大澤先生の講義を受けることができて嬉しかったです。ありがとうございました。私のこれからの敬和学園での学び、将来生きていく中でその学びが生き続けると思います。
感想4)松本先生の最終講義で寧夏の7歳の女の子が言っていた「神に定められた通り、善き人間となるという言葉に感銘を受けました。日本の7歳児ではまず言わないであろうことを言ったことに驚きましたが、そういう事を言える子がいるなら国の未来も明るくなれる気がします。教育の目標が「倫理を兼ね備えた人材の育成」にあるなら、確かに敬和の精神に当てはまると思うし、人間常によくあろうとする思いこそ、何よりも尊いと考えています。