チャペルのひびき

確かな自分に向けての出発

加藤順学長補佐がご自身のリベラルアーツ観を説教において語ってくださいました。個々人が固有の内的世界を養うことの大切さを強調しておられたように思います。引き続いてのアッセンブリ・アワーにおいては、前基督教独立学園校長で敬和高校に長くおられた安積力也先生より「「出発する人生」へ~何において“自分を確かに”するか~」との題のもと感銘深いお話を伺うことができました。自らの魂の願いの最も深い所(本当の自分)を見つめつつ、その部分を神様に委ねてゆくことを通して、人は自らを最も確かなものにすることが、すなわち固有の使命をもって生まれてきたかけがえのない自分として生きることができるのだということを教えてくださいました。心の奥底まで届く力強いメッセージでした。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「主の道をまっすぐにせよ」 学長補佐 加藤順  先生
20151009チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「「出発する人生」へ~何において“自分を確かに”するか~」 基督教独立学園高校 前校長 安積力也 先生
20151009チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) 敬和学園大学はリベラルアーツ教育であるが、大学で学んだことや、社会に出てもリベラルアーツ教育を大事にしたいと思います。チャペル・アワーで加藤さんは村上春樹さんの作品を話してくれましたが、リベラルアーツに関係がありました。リベラルアーツは日本の大学にたくさんあるし、外国ではアメリカが有名でした。私は社会に出ても大学で学んできたことや、たくさんの思い出を作りたいと思います。
感想2) 聖書は、自分が壁にあった時や悩みがあるときにふと語りかけてくれるという話から、自分から聖書を学び聖書から答えを導き出すことを日頃から行うことで自分の人生の助けになってくれるのではないかと思いました。
感想3) 今日は、自分の心の奥についてのお話をお聞きしました。今までに誰にも見せたことのない自分の顔が心の中にあることに意識したことがありませんでした。しかし、自分のことを知らないまま道を歩んでいくことは自分を偽ったまま生きていくことに繋がると分かりました。また、それは自分の自信にも繋がらないと思いました。自分は教職課程を履修しているので、今回のお話で生徒の本音を言い当てたことをお聞きして、とても尊敬できる先生だと感じました。
感想4) 安積さんはこれから全体が最優先される時代が来ると言っていました。私はしっかりと自分を持っていきたいので内側に問いかけていきたいです。自分を見つめ直すきっかけがそのうち来ると思うけど心に正直に生きていきたいです。絶望を知らない人間は生きているとはいえないと言っていたけど、確かにその通りだと思った。