チャペルのひびき

沖に向かって

チャペル・アワーでは、本学の同窓会長、近伸之先生(豊栄キリスト教会牧師)より、力強いメッセージをいただきました。ともすれば、過去の経験則に縛られ、自分の人生を小さく見限ってしまう者たちに対して、イエスは、勇気を持って沖に(未知の大きな可能性に向かって)漕ぎ出すようにと、誘ってくださる方であることを教えていただきました。アッセンブリ・アワーにおいては、榎本栄次先生(世光教会牧師)より、「人であること、人になること」との題のもと、含蓄に富むお話を伺うことができました。人は、安易な方法(バイパス)によってではなく、手を動かし働くことを通して(苦しみを通り抜けて)、はじめて本当の人となっていく。「まことの人間を育む」敬和学園の教育の根幹にある大切なものを改めて教えられたように思います。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「沖へ漕ぎ出せ」 豊栄キリスト教会牧師 近伸之 先生
20151127チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「人であること、人になること」 世光教会牧師 榎本栄次 先生
20151127チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) 敬和で喜びをもって生活をしていって欲しいという近先生の言葉を心にとめて敬和学園大学で生活していけたらなと思います。そして、卒業するときにはこの大学に来てよかったなと思えるように、日々生活していけたらいいなと思います。
感想2) 松岡修造さんのお話に、なるほどと思いました。経験則に基づいて行動することは誰しもやっています。それが悪いことばかりではないと思いますが、時に自分の成長を止めてしまっている事実も確かにあります。以前失敗したのと同じ行動をするのは勇気が必要です。ですが失敗を恐れず経験則にとらわれず、一歩踏み出すことが自己の向上に繋がるのではと思いました。
感想3) 人は決して1人ではなく、皆どこかで繋がっているのだと改めて思いました。自ら1人になろうとしてどれだけ相手を突き放しても、必ず誰かが関わってくる。それは本気で自分のことを思ってくれているからであって、決して疎ましく思ってはいけないのだと感じました。榎本先生のお話を聞いて、人と人との繋がりを今まで以上に大切にしていこうと思いました。
感想4) 人は、人になっていくという言葉に心を打たれました。人間は生まれてこなければ人間にはなれないからこうして今人間として生きていられることに感謝して生きていこうと思いました。私は良寛さんを見たことはないけれど、いつか必ず見に行こうと思います。そして、その素晴らしさを知れたらいいなと思います。