三人いれば
「将来こうなりたい」と憧れる先輩が職場に三人いたら、会社を辞める可能性は断然低くなる。そんなアンケート結果を新聞で読んだ。聖書にも、「二人が心を合わせたら」とか、「二人または三人が私の名によって集ま...
「将来こうなりたい」と憧れる先輩が職場に三人いたら、会社を辞める可能性は断然低くなる。そんなアンケート結果を新聞で読んだ。聖書にも、「二人が心を合わせたら」とか、「二人または三人が私の名によって集ま...
秋学期がはじまった。さわやかな風のとおる第一回目のチャペルは満席で、「さあ、はじめよう」という学生たちの気持ちがひしひしと伝わってくる。「空の鳥をよく見なさい、野の花がどのように育つのか、注意して見...
「神さまのことが分かったので、信仰に入ったのですか?」と訊かれると、「いや、分からなかったので、入ったんですよ」と答えることがある。分からないと言って課題を投げ出す人は多いけれど、むしろ、分からない...
深い井戸の底から空を見上げると星の光が見える、という話を聞いたことがある。確かめたことはないけれど、何だか、心の内に光が湧いてくる気がする。義人ヨブは苦しみのきわみに「木には希望があるが、人間にある...
仲直りできない、ということは誰もが抱えている悩み事だ。ゆるして欲しいと私たちは思うけれど、他人をゆるしてあげようとは、なかなか思えない。私たちを根本でゆるしてくれる方に行き合ったなら、きっと私たちは...
挨拶を一つすることの中にも勇気がいる。気の合わない人もいるし、けんかをしている相手もいる。だから、一歩ふみ出して挨拶することは、過去の自分をのりこえることであり、未来の平和をつくり出すことである。2...
大倉喜八郎について村上勝彦先生に話していただいた(村上先生はこの春まで東京経済大学学長、同大学は大倉喜八郎によって創設された)。「目からうろこ」とはこの事で、新発田出身の破天荒なベンチャー企業家がい...
「あなたがたは世の光・地の塩」と、マタイ福音書にはあるけれど、ルカ福音書には「世・地」という言葉は出てこない。端的に、塩が塩であること、暗い部屋の中、灯火が闇を照らしていることのかけがえのなさが告げ...
「自分自身に向かって歩き出せ。」父親の財産の分け前を受け取った息子は、遠い国に出かけて全てを使い果たしてしまう。救いようのない生活の中、彼は初めて自分自身にたち返る。どこか遠くではなく、今、ここにこ...
毎年、秋になると藤野先生のところに、花いんげん豆が届く。24年前に出会った草津のハンセン病療養所に暮らす友人からだ。差別されている人々のところに出かけて行き、一つひとつの出会いを大切にされた、主イエ...