チャペルのひびき

主イエス―私たちと出会ってくださるかた

チャペル・アワーは、在日大韓キリスト新潟教会牧師の李在益(イ・ジェイク)先生がご担当くださり、「ヨハネ福音書」に記された「私は道であり、命であり、真理である」との主イエス・キリストの言葉について丁寧に説き明かしてくださいました。主イエスは、2000年前に生きて死んだ歴史上の人物以上のかたであり、今も私たちともにいてくださると共に、そのかたをとおして神さまへと導いてくださる「道であり、命であり、真理」であられるかた。礼拝とは、その主イエスとの出会いの場なのです。アッセンブリ・アワーでは、本学理事でもあられる横山由美子先生(新潟YWCA会長)が、人権、平和、環境を守ることを趣旨とするYWCAの活動について、ご紹介くださいました。人権、平和、環境がなおざりにされる方向へと世界が大きく舵を切ろうとする中にあって、もう一度、私たちにとって「忘れられないあの日」(3.11等)に立ち返ることがいかに大切なことであるかを、教えてくださいました。また、国の方向性を決めてゆく力を持つ政治に関心を持ち、参与することの意義について、改めて思い起こさせてくださいました。週末には参院選が行われますが、私たち一人ひとりに与えられた権利を責任を持って行使したいものです。「政治を軽んじる者は、政治によってしっぺ返しをされる」(トーマス・マン)。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「道と真理と生命のイエス」 在日大韓キリスト教会牧師 李在益 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「剣を取るものは皆、剣で滅びる」 新潟YWCA会長 横山由美子 先生、新潟YWCA副会長 高橋雅子 先生

<参加学生の感想>
感想1) チャペル・アワーでは、在日大韓キリスト教会の牧師である李先生のお話をお聞きしました。目に見えるものがすべてではなく、重要なのは神さまを愛することだ、というお話が印象に残りました。生きていれば、お金やものにこだわりを持ってしまうのは、ある程度仕方のないことだとは思います。ですがそれだけではなく、時には胸に手を当て、神さまや周囲の人々に感謝をすることが大切だと学ぶことができました。アッセンブリ・アワーでは、新潟YWCA会長の横山先生に講演していただきました。私は、YWCAがどういう団体で、どのような活動をしているのか、そもそも知りませんでした。今日のお話で、YWCAは人権・平和・環境を大切にし、女性がリーダーシップを発揮できる社会を追求していると知りました。周りと意見が違って当たり前、と言われていましたが、私はついこのことを忘れてしまいます。「みんなちがって、みんないい」ということを意識して過ごしていきたいです。
感想2) 今回は新潟YWCAの方たちのお話を聞きました。私はYWCAという団体を今回初めて知りました。全国にも海外にも拠点があるんだなと思いました。YWCAは広島県への訪問、環境問題の改善など慈善活動を行っています。東日本大震災の時のお話も聞きました。私は当時はまだ小学1年生で、地震が起きたことは覚えていますが、福島の原発事故のことについては被害の大きさ、恐ろしさを分かっていませんでした。「逃げるべきだ」「いや大丈夫」と同じ仲間内でも意見が分かれることはあると思っています。それでも、相手の意見を尊重しなければならないと思いました。そして現在、参議院選挙が近づいています。政治家の言葉に耳を傾け、選挙に参加してみようと思いました。