チャペルのひびき

敬和学園大学のキリスト教教育

チャペル・アワーは、国際ギデオン協会新潟支部の渡辺幹継先生が、ギデオン協会の聖書配布の事業について、ご自身のことに触れながらお話しくださいました。試練のさなかにあって人を救い導く「聖書」という書物を一人でも多くの人が手に取ってほしいとの真摯な思いが、ギデオン協会の活動の源であることを、渡辺先生はお伝えくださいました。しばしば、ホテルの一室などに私たちが見かける「聖書」の背後には、先生のような方々の熱き思いとお働きがあるのですね。アッセンブリ・アワーにおいては、山田耕太学長先生が、敬和学園大学のキリスト教教育について、敬和学園の創立の経緯、また「聖書」という書物の核心に触れながら、教えてくださいました。聖書が伝える大切なメッセージの一つに、人間は神の似姿として創造されたということがあります。ご自身にかたどり、自由な意思を持つ人格として、神は私たちを創造してくださったのです。その与えられた自由な人格を、いかに正しく方向づけてゆくかが、私たち一人ひとりに問われています。その時、私たちの道しるべとなるのが、イエス・キリストという方なのでしょう。イエスは、ご自身の自由を、神を敬い、隣人に仕える仕方で用いられました。その方にならい、神を敬い、すすんで隣人に仕えてゆく人を培うことこそが、敬和のキリスト教教育の目的であるのです。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「国際ギデオン協会の働き」 日本国際ギデオン協会新潟支部副支部長 渡辺幹継 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「敬和学園大学のキリスト教教育」 学長 山田耕太 先生

<参加学生の感想>
感想1) 前奏後奏を楽しみにしている。和音の響きとその展開の仕方が毎回ワクワクする。歌には必ず意味があって、ましてや宗教歌は特に一曲一曲に込められる思いや意味が深いと考えている。歌詞はないけれど、言葉が聞こえてくるような、優しく時にまっすぐに心に届くこの感じが私は好きだ。何を信じるかどう考えるか、何を好きかという価値観は人によってさまざまであるが、何かに夢中になって没頭できるってすごいなと思う。私はある時から、何も期待しないでぼーっと生きているだけなので、何かに夢中になれる人をとても尊敬する。自分もクリスチャンになりたいというわけではないが、今日のお話を聞いて、閉ざしている心が少し開いた気がする。
感想2) 「国際ギデオン協会」というものがあることを初めて知りました。大学に入学してからキリスト教や聖書について勉強するようになりました。聖書を読んで救われた人がたくさんいるのだと知りました。今、苦しんでいる方たちが、聖書を読むことで救われるなら、多くの人が読むべきだと考えます。アッセンブリ・アワーでは、山田学長からキリスト教教育について話がありました。キリスト教は、「愛の宗教」、「希望の宗教」と仰っていましたので、そういった気持ちで、これからも宗教、聖書に向き合っていきたいです。
感想3) 今日、渡された新約聖書には神が自分に何かを与えてくれることが書かれていると聞いたので、読んでみたいと思いました。“敬和”という言葉は“神を敬い、隣人を愛す”というキリストの考えに基づいていることが分かりました。大学では“人にサービスする”とされていることを知りました。正義の神であり、許しの神であることを知りました。人間は神と出会う前まで“不安”というものが解消されないことが、約1600年前にいわれていると初めて知りました。真理を知ることによって精神が解放されていくという言葉が一番印象に残りました。