ルツとナオミ・その13
ナオミはルツに求愛行為に近い行動をするように指示したのですが、細かな配慮を必要としていました。ルツは亡くなった息子の「妻」であるため、他の男性に不用意に近づくと姦通の疑念を抱かれてしまいます。それはル...
ナオミはルツに求愛行為に近い行動をするように指示したのですが、細かな配慮を必要としていました。ルツは亡くなった息子の「妻」であるため、他の男性に不用意に近づくと姦通の疑念を抱かれてしまいます。それはル...
ナオミが口にした計画を、ルツはどのように聞いたでしょうか。聖書は細かな心理描写をしているわけではありません。ただ、最初の落ち穂拾いから戻ってきたときの、嬉しさにあふれたルツの顔をナオミは覚えていたはず...
ナオミはルツに「あの人は今晩、麦打ち場で大麦をふるい分けるそうです。体を洗って香油を塗り、肩掛けを羽織って麦打ち場に下って行きなさい」と語りかけています(ルツ記3章2節~3節)。ルツに身だしなみを整え...
愛するルツのため、ナオミは思いをめぐらせていたようです。刈り入れが終わると、麦打ち場で麦をふるい分ける作業が始まります。その時を見計らって、ナオミはルツに「わたしの娘よ、わたしはあなたが幸せになる落ち...
大麦と小麦の刈り入れが終わるまで、ルツはボアズの畑で落ち穂を拾うことができたのです(ルツ記2章23節)。古代メソポタミアの法には、落ち穂拾いに関する条項がありません。収穫時に他人の穀物畑に立ち入ると、...
ボアズの名を聞いてナオミは「その人はわたしたちと縁続きの人です。わたしたちの家を絶やさないようにする責任のある人の一人です」(ルツ記2章20節)と語っています。霊感に打たれたようにナオミが感じたのは、...
ボアズがルツに示した思いやり(ヘセド)は、思慕に近い気持からではなかったのです。未亡人であるにせよ、ルツは義母のナオミに従ってベツレヘムに渡ってきた女性ですから、レヴィラート婚の慣習から言えば、まだナ...
ルツが再び落ち穂を拾い始めようとすると、ボアズは「麦束の間でもあの娘には拾わせるがよい。止めてはならぬ」(ルツ記2章15節)と若者に命じています。「麦束の間」という言葉に疑問を感じないかもしれません。...
ボアズは言葉だけでルツを慰めたのではありません。食事の時、ボアズはルツに声をかけ「こちらに来て、パンを少し食べなさい」と語りかけているからです(ルツ記2章14節)。更に「一切れずつ酢に浸して」と語るボ...
のけ者にされる覚悟でいたルツは、畑の主人の言葉に驚き、地面にひれ伏し「よそ者のわたしにこれほど目をかけてくださるとは。厚意を示してくださるのは、なぜですか」と尋ねている(ルツ記2章10節)。苦しみの連...