ダビデの物語・プロローグその1
古代イスラエルの法に関わる主題からルツ記を取り上げてきました。ルツとボアズから生まれたオベドは、ダビデの祖父にあたります。オベドからエッサイが生まれ、エッサイからダビデが生まれたことを記してルツ記は終...
古代イスラエルの法に関わる主題からルツ記を取り上げてきました。ルツとボアズから生まれたオベドは、ダビデの祖父にあたります。オベドからエッサイが生まれ、エッサイからダビデが生まれたことを記してルツ記は終...
主なる神はルツとボアズに祝福を授けました。愛のドラマが行き着いた結末が、子供の誕生でした。「ナオミはその乳飲み子をふところに抱き上げ、養い育てた」と聖書は語ります(ルツ記4章16節)。ルツから生まれた...
「ボアズはこうしてルツをめとったので、ルツはボアズの妻となり、ボアズは彼女のところに入った。主が身ごもらせたので、ルツは男の子を産んだ」と聖書は伝えています(ルツ記4章13節)。ナオミとルツのもとに出...
ルツを妻として迎え入れるというボアズの言葉は、神と会衆の前での宣言でした。「そうです、わたしたちは証人です。あなたが家に迎え入れる婦人を、どうか、主がイスラエルの家を建てたラケルとレアの二人のようにし...
「どうぞあなたがその人をお引き取り下さい」と告げて、親戚の男は履物を脱ぎボアズに渡しています。「かつてイスラエルでは、親族としての責任の履行や譲渡にあたって、一切の手続きを認証するためには、当事者が自...
親戚の男が「それではわたしの嗣業を損なうことになります」(ルツ記4章6節)と答えていますが、どういう意味でしょうか。嗣業とは、イスラエルの神から託された、先祖伝来の土地を維持管理する事業を意味します。...
「それではわたしがその責任を果たしましょう」(ルツ記4章4節)と親戚の人は答えています。即座に「あなたがナオミの手から畑地を買い取るときには、亡くなった息子の妻であるモアブの婦人ルツも引き取らなければ...
「一族エリメレクの所有する畑地」という言葉から、土地が私有財産であったとみなすことはできません。古代イスラエルでは、土地の私有化は制度として成立しなかったからです。土地は部族内に限りその権利を売ること...
「ボアズは町の長老のうちから十人を選び、ここに座ってくださいと頼んだので、彼らも座った」(ルツ記4章2節)と聖書は語ります。町の長老たちがこの集会の責任を担っていたのです。地域共同体に中央から裁判官が...
ルツを家に帰した後、ボアズは時を移さず行動を起こしています。麦打ち場から町に戻り、門のところへ上っていったと聖書は語ります(ルツ記4章1節)。町の門の内側に広場が設けられていました。当時それがすべての...