学長室だより

クリスマスの準備を始めました

11月22日のチャペル・アッセンブリ・アワーでは、国際ソロプチミスト新潟の皆さまと、以前ご紹介したパキスタンとアフガニスタンで活動され、惜しくも凶弾に倒れた中村哲医師を紹介する「荒野に希望の灯をともす」を鑑賞できることをうれしく思います。中村医師のようなことはできなくても、こういう生き方があることを多くの若者に知ってほしいのです。中村医師の言葉から一つご紹介します。「生きるとは旅である。誰でもそれぞれの旅行記がある。血沸き肉躍る体験でなくとも、一つの出会い、一つの光景から、その連鎖する無数の事象を想像できる。大切なのは、その旅で何を見て、どこに向かうかだ。」(中村哲)

クリスマスを迎える「待降節(アドベント)」を前に、本学のステンドグラスをリニューアルするプロジェクトを始めました。このステンドグラスは前宗教部長の大澤秀夫先生のお連れ合いがデザインしてくださったもので、模造紙やセロファン紙を使って作った学生と教職員手作りのものです。2009年から時間が経過し劣化が進み、修復というよりは新しく作り直そうということになり、英語文化コミュニケーション学科の江口和美先生が試作してくださいました。今週と来週、先生の手順にのっとって作業を進めます。「できる時にどなたでも」と呼びかけたら、初日は10人もの学生さんが集まり、和気あいあいと作業を始めました。11月29日(金)にはクリスマスツリー点灯式があります。それまでにステンドグラス完成を目指しています。点灯式では短い礼拝後にホットアップルサイダーも用意します。みんなでクリスマスのはじまりをお祝いしましょう。(金山 愛子)

大澤先生と学生たちでステンドグラス作り(2009年12月)