学長室だより

学生よ、外に出よ! ―国際交流の学びから(2)

ユリノキの花が咲きました。青葉に隠れて見つけにくいですが、黄緑がかったレモン色の花弁にオレンジの環状の模様が入っています。新井明第二代目学長の「木を育てるように人を育てる」という方針のもと、入学記念に植樹をして今では小さな林になっています。

ユリノキの花がきれいに咲いています

ユリノキの花がきれいに咲いています

大きな葉に隠れてたくさん花が咲いていました

大きな葉に隠れてたくさん花が咲いていました


 

さて、5月11日から3日間、「G7財務大臣・中央銀行総裁会議」が新潟市で開かれました。80数名のボランティアが支えていたようですが、敬和学園大学からも数人の学生が選考を経て参加しました。その一人の今野さんは、インフォメーションやレセプションの日本酒バーに配置されたとのこと。日本酒のこともある程度説明できるようにと慌てて勉強したそうです。世界の要人が集まる格式のある機会に、「今までにない世界に触れられておもしろかった」と言います。「何事にもチャレンジしていろいろな経験を積むことが大事」と話す社会人学生の今野さんは、「たかが4年、されど4年」の精神でデンマーク研修や短期留学にも積極的に出かけておられます。「学生のうちは挑戦そのものが成功」という言葉が印象に残りました。そうです。学生の皆さん、どうぞ外に出ていろいろな経験をしてきてください。さまざまな人や文化に触れられるだけでなく、緊張やストレスに耐える力もつきます。「ホンモノ」の体験には測り知れない力があります。自分には行動力がないと思っている学生さん、まずは図書館脇のユリノキを見に外へ出てみてください。(金山 愛子)