学長室だより

新発田で初雪が降りました

先週の2日金曜は新発田でも朝から雪が降りました。夕方から本学の2本のクリスマスツリーが点灯され、夜空に美しく輝いています。大学にもクリスマスカードが届き始め、次第にクリスマスが近づいてきました。

敬和学園大学は、卒業生で絵本作家の菅野由貴子さんにクリスマスカードの原画を描いていただいています

敬和学園大学は、卒業生で絵本作家の菅野由貴子さんにクリスマスカードの原画を描いていただいています

 

キリスト教の三大祭りは、復活祭(イスター)と聖霊降臨祭(ペンテコステ)と降誕祭(クリスマス)です。その中で、キリスト教の成立当初から祝っていたのは、復活祭と聖霊降臨祭の二つです。その後、キリストの誕生に関心が深まり、4世紀からクリスマスを祝うようになりました。最初にエジプトのイーシス崇拝が盛んであった東のキリスト教では、女神イーシスと雄神オシリスの間に生まれたホルスの誕生日の1月6日を真の神の子キリストの誕生日としていました。それに対して、ペルシャの太陽神ミトラがローマ軍の移動により盛んとなっていった西のキリスト教では、ミトラの誕生日の12月25日を真の神の子キリストの誕生した日としていました。4世紀に東西のキリスト教が一致して12月25日をクリスマスとし、12月25日から1月6日までの12夜をクリスマス期間としました。ローマ帝国より一足早くキリスト教を国教としたアルメニアでは、今も1月6日にクリスマスを祝います。

敬和学園大学ではクリスマスに病院にいる子どもたちに本を送るサンタプロジェクトを始めました。その運動を実際に始めてくださったのは、今日のチャペル・アワー説教者の大澤秀夫先生です。この運動は新発田から始まり、新潟県内から次第に全国に広まっていきました。(山田 耕太)