キャンパス日誌
【新任のごあいさつ】アジアと日本のローカルエリアを結ぶ（土居智典）
この4月から、生まれ育った九州を離れ、長崎から新潟に移り住むことになりました。こちらに赴任する直前に長崎の中国総領事館の方とお話ししたのですが、真っ先に「新潟にも総領事館がありますよ」と言われました。長崎と同じく、新潟も日米修好通商条約で開かれた5港の一つ。アジアからの関心も、確実に高いと感じました。
九州は、コロナ禍直後であっても、すぐに中国･韓国からの観光客で溢れかえっていました。また、幼少期から街の案内表示にも中国語やハングル文字の表記があるのを日常的に目にしてきました。新潟では、中国や韓国との距離感が九州とは異なるようですが、いずれアジアとの交流も日増しに増えてくることでしょう。その時には九州とはまた異なる交流のあり方が生まれるのではという興味と同時に、そういった交流を今後担っていく人材を育てられることに、強い期待と責任を感じています。
自分の持っているアジア史研究の知識と中国語教育のスキルを最大限に生かして、人材育成に努めてまいります。どうか皆さまのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。（国際文化学科教授 土居智典）
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