チャペルのひびき

命に通じる門

 2014年度最初のチャペル・アッセンブリ・アワーが開催されました。「狭き門」とは、世間一般において考えられているのとは異なり、他者に配慮しつつ他者と共に生きる生き方であり、そのような生き方こそ、命を輝かす道を歩むことであるとの、鈴木学長の説教は、多くの新入生にとって、本学において学ぶことの意義を心に刻みつける励ましに満ちたものとなったことでしょう。引き続いてもたれたアッセンブリ・アワーでは、阿賀北ロマン賞の表彰式がもたれました。真摯な思いに溢れた言葉に耳を傾けながら、このような学生たちの学ぶ敬和学園大学にお仕えすることの喜びと責任を、新任の宗教部長として深く感じずにはいられませんでした。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー
説  教 「命に通じる門」 学長 鈴木 佳秀 先生
20140411チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー 
阿賀北ロマン賞授賞式
チャペル・アッセンブリ・アワーのオリエンテーション
20140411チャペル・アッセンブリ・アワー

参加学生の感想
感想1)最初学長がお話された「マタイによる福音書」のお言葉が全く理解できませんでした。ですが、この大学は本当に素晴らしいと感じました。この4年間を得て、“人間らしい人間”になりたいと改めて思いました。たくさんの人たちと交わる中で自分の思いや考えだけでは、上手に通ることができないときがあると思いますが、その時に自分の“気持ち”を最優先せずにどれだけ相手に気を配れるか、そして、それをどれだけ自分の中に受け入れられるか、が一番だと思います。

感想2)私は4年次生となり、就職活動で忙しい身でありますが、このCAHは今の私の時間を割いてでも出席する価値がある時間です。鈴木学長先生の「命に通じる門」という説教を聞いて、改めて私は入学当初の原点の気持ちを思い出せた気がします。鈴木学長は、「今の日本には、学歴崇拝がはびこっている」というお話に、私もその通りだと思いました。企業は学歴ではなく人を見ています。「狭き門から入る道」とは自分の欲や主張をある程度抑え、隣人と共に生きる道なのだという学長の言葉のように、私は大学生活を送ってこれたのでしょうか? 残された1年の学生生活を私の命の輝きが美しくなるように、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。