チャペルのひびき

出会いへと導かれるかた

チャペル・アワーは、日本キリスト教団長岡教会牧師、玉置千鶴子先生が説教をご担当くださいました。牧師へと導かれたご自身のご半生を振り返りながら、聖書のメッセージを説き明かしてくださいました。家庭的に決して恵まれているとはいえなかったご幼少時代。存在を否定されるかのようなご家族との関係の中にあって、低い自己肯定感しか持ちえなかったそうです。けれども、教会での温かな人々との出会いをとおして、ご自身に向けられた神さまの愛に、またその愛をとおしてご自身の生きることの意義に気づかれてゆかれたとのお話でした。福音書には、主イエスをとおして神さまと出会った人々の物語が記されていること、また、主イエスは人と人との出会いへと私たちを導かれるかたであることを、玉置先生は教えてくださいました。アッセンブリ・アワーは、山際規子先生のご指導のもと、キリスト教音楽受講生の皆さんが、讃歌の数々をご披露してくださいました。先立つ2回の発表の機会が失われていたせいでしょうか、一つひとつの歌に、またそれに先立つMCに受講生の皆さんの熱意と喜びが込められていました。聴く者の心も感謝と喜びに満たされました。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「出会い」 日本基督教団長岡教会牧師、柏崎伝道所牧師 玉置千鶴子 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
「キリスト教音楽」受講者による発表

<参加学生の感想>
感想1) 玉置千鶴子先生の「人との間には神さまがいるんだ」という言葉が、自分にとってすごく心に刺さりました。明確なビジョンが見れなくても、分からなくてもいろいろな人々に出会う、話すことが何より大事なんだなと思いました。
感想2) 玉置さんのお話を聞いてとても共感することができました。いじめのお話を聞いて、自分も野球をしていて先輩からいじめを受けていて何も見えず、迷走して学校に行っていました。玉置さんのように「生きている意味」というのが分からなくなりました。どうすればいいんだろうと思ったが、その時親が手を差し伸べてくれました。そして今大学に入学し、とてもいい友達を作ることができました。いろいろな人との出会い、話を聞くことで成長することが分かりました。また、高校に入り、コロナが流行し、大変な思いをしましたが、それに対しがんばり、神が与えた試練なのかと思われる玉置さんのお話でした。自分も人として成長し、困っている人に手を差し伸べていきたい。敬和学園大学に入り、いろいろなことを学んできましたが、人の生きる価値、意味を見直し、また一からでもがんばっていける、目標に向かって進めば、きっと道は開かれるだろうと思いました。
感想3) キリスト教音楽の方たちの歌を聴かせていただきました。私は、実際にこういった曲を演奏したことがあります。その時は音だけで、歌詞がついていなかったので、今日歌詞を聞いて、何だかとても感動しました。キリスト教音楽の曲調はとてもなめらかで、心にスーッと入ってくるような感じがしました。またソプラノパートが特に響き渡っていて、聴き心地がよかったです。途中で、歌とベースの組み合わせがあり、おもしろいと感じました。ジャズっぽくなっていて、おしゃれだなと思いました。