目には目を、歯には歯を
裁判員制度にちなんで法に関わる題材を選んできましたが、語り落としてはならないものに復讐法と誤解されているタリオ(同害報復刑)があります。 表題の言葉は復讐を合法化するものではありません。報復を勧める格...
裁判員制度にちなんで法に関わる題材を選んできましたが、語り落としてはならないものに復讐法と誤解されているタリオ(同害報復刑)があります。 表題の言葉は復讐を合法化するものではありません。報復を勧める格...
神とイスラエルの契約だけで、聖書の契約思想を語ったことにならない。時空を超えた契約思想は、より深められ精神化されるに至ったからである。 預言者エレミヤは、前587年に国が滅亡する頃エルサレムで新しい契...
モーセを仲保者として神がイスラエルとの間に結んだ契約は、その世代だけのものではなかった。申命記29章13節~14節でモーセは「私は、あなたたちとだけこの契約を結びこの誓約を交わすのではない。今日われわ...
契約は祝福と呪いを伴っていた。契約を守る者には祝福が、契約を踏みにじる者には呪いが宣言されている。申命記には「あなたは町にいても祝福され、あなたが畑にいても祝福される。あなたの胎の実も、あなたの土地の...
古代メソポタミアでの商取引や売買は、契約を媒介としていた。取引には複数の証人が必要であった。主権国が他の国家群を服属させる宗主権条約(契約)では、相手に守らせる規定が言明され各国の神々が証人として召喚...
古代には子種という概念があった(創世記38章9節、民数記5章12節等)。懐妊から出産までがこの概念によって理解されていた。子供の誕生は神の祝福の象徴であったが、懐妊しないと女性は祝福に与っていないとさ...
申命記24章5節に「ある人が新妻を娶ったときは、その者は兵役に就いてはならない。彼には何の義務も負わせてはならない。一年の間、彼は務めを免除されたまま自分の家にいて、娶った妻を喜ばせなければならない。...
十戒には、偽証してはならない(「あなたが偽証するはずがない」の意)という戒めがある。偽証は人を欺き、無実の人を死に追いやる場合があった(列王記上21章8節~24節)。訴訟では物証よりも証言が重視された...
両親を大切にすることは普遍的で、当たり前に守るべき人の道かもしれない。だが子殺し、親殺しが頻発する時代にわれわれは生きている。親とは何であろうか。古い時代から、両親を敬う心が日本の美風であった。聖書の...
禁止命令を、聖書ヘブライ語では「殺すな」「盗むな」「姦淫するな」という否定命令でなく、動詞の未完了形と否定辞で「あなたが殺すはずはない」「あなたが盗むはずはない」「あなたが姦淫するはずはない」の意に近...