2007年3月16日号
大学基準協会からの依頼で、ごく最近、次のような小文を書き送った―― 本学は新潟県でも、阿賀野川の北における唯一の大学である。同一法人の高校と堅い連携を結んでキリスト教主義をかかげ、大学としては1991...
大学基準協会からの依頼で、ごく最近、次のような小文を書き送った―― 本学は新潟県でも、阿賀野川の北における唯一の大学である。同一法人の高校と堅い連携を結んでキリスト教主義をかかげ、大学としては1991...
この冬は暖かく、北越の海岸寄りでも、いわば根雪の類いのない2月が過ぎてゆく。この何年か、新入生が春ごとにキャンパスに植えてくれるユリノキのことが心配で、ときどき見にゆく。初めの2年は、正規の植木屋が植...
昨秋のこと、女子学生2人(一年次生)が学長室に入ってきて、「先生、すこしお話してもいいですか」ということであった。どうぞ、と答えると、授業のこと、友人たちのこと、先生がたのこと等などを、なにか特別の質...
敗戦後、間もない高校時代のこと。校舎の一部が普請にかかっていた。お昼時のことである。突如、職人のひとりが、激昂のていで生徒のひとりにつかみかかった。なにか冷やかしごとでも言ったのであろう。職人の荒げた...
日野原重明先生のご講演をうかがうことのできたことは、幸いであった。「生きる上での希望と欲望」は、多くの新発田市民に明るさをあたえた。方々からお礼のことばが届く。感動の心が伝わってくる。 ところで、もう...
これほどの聴衆を集めるお方は世の中には、そうたんとはいない。12月9日(土)は収容人員1000名の新発田市民文化会館が満杯で、キャンセル待ちが300ほどであったという。雨模様の日、95歳の日野原重明・...
敬和学園は高校と大学の教職員が一堂に会して、合同の研修会を催す。年2回。初めに礼拝をおこない、学園内外のことを思い、祈りを合わせる。そして基調講演を聴く。このたびは東京から高木博義さんをお呼びして、「...
新発田はおもしろい町だ。ほんとうは相当の文化的蓄積があるのに、この地で育った皆さんは、そのことをご存じない。あんがい自信をもっていない。市の責任者の口から、「新発田は村上に負けた」などという告白がこぼ...
関越道の川口インターを降り、国道117号線を津南へ出る。そこからさらに405号線を、一路、魚沼の奥山へと上って行く。もう少し行けば信濃の国にはいるところ、鈴木牧之(ぼくし)の『北越雪譜』で名高い秋山郷...
11月7日はひどい風であった。まさに「暴」風の一日であった。北海道の北岸・佐呂間町では竜巻が起こり、33棟が全壊。23人が重軽傷。9人が死亡、と報ぜられた。 新発田付近も強風が吹き荒れ、あとで知ったこ...