学長室だより

山田耕太前学長と沖縄のこと

9月14日の理事会で、山田耕太前学長への敬和学園大学名誉教授称号の授与式が行われました。山田前学長は本学開学の1991年から32年間、「キリスト教学」や「ヨーロッパ思想史」「新約聖書の世界」などの授業を担当され、「キリスト教学」で教えられた学生数は3,400人近くに上ります。2015年からの8年間は学長を務められ、「まちなかキャンパス化」を推進されました。私が山田前学長の補佐をしていた間に沖縄キリスト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学と単位互換協定を締結し、小端広報入試課長と3人で沖縄を訪問した思い出があります。平和を実現し、隣人に奉仕する人を育成するという建学の精神が本学の精神と親和性が高く、日本の国土の中でも悲惨な戦場となり、今も基地の問題を負わされている沖縄と連帯したい、そのためには沖縄を知ることが大切という考えから協定締結を働きかけたのでした。当時の友利廣学長はじめ教職員の皆さんに温かく迎えていただき、調印式後は、平和の礎、平和祈念資料館、ガマなどに案内していただきました。沖縄キリスト教学院は小さくても、教務的によく整った大学であるとの印象を受けました。帰り際に構内に座っていた学生さんが三線を弾いてくれたことも印象に残っています。本学学生なら一定の基準を満たせば、半期から1年間内地留学ができます(6月と12月に募集)。夏の通訳養成プログラムには全国から人を集めているようです。今年の夏は本学から派遣した学生のためにすばらしい平和学習を提供いただきました。これから両大学の多くの学生の交流があることを期待しています。(金山 愛子)

山田耕太前学長への名誉教授称号の授与式が行われました

山田耕太前学長への名誉教授称号の授与式が行われました


 
沖縄キリスト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学との協定書調印式(2018年4月撮影)

沖縄キリスト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学との協定書調印式(2018年4月撮影)