学長室だより

2024年度後期入学式式辞(金山愛子学長)

金山学長からの式辞


 

聖書 マタイによる福音書22章36-39節
「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。
「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」

敬和学園大学ご入学おめでとうございます。皆さんを心から歓迎します。皆さんは、日本語の勉強をがんばって日本への留学のチャンスをつかみ取りました。みんなが留学できるわけではありません。この4年間を大切に過ごしてください。

敬和学園大学はキリスト教の大学です。皆さん一人ひとりを神さまに愛された人として大切にします。「敬和」という名前は先ほど読まれた聖書からとられています。神を愛する「敬」(Love your God. Respect your God.)と人を愛する「和」(Love your neighbor.)を意味します。皆さんが来た大学は「人権、共生、平和」を大切にする大学です。

皆さんは、どうして日本で勉強したいと思いましたか?皆さんの目標や夢は何ですか?日本でIT技術について学びたい、福祉を学びたい、文化を学びたい、日本で仕事がしたい、日本で学んだことを国に持ち帰って生かしたい、自分の国と日本をつなぐ懸け橋になりたいなどいろいろあると思います。自分の夢をかなえるために、まずは日本語を一生懸命勉強してください。そして友だちを作ってください。日本人の学生とも仲良くなってください。私たち教員には留学をした経験のある者が大勢いますが、皆、外国で多くの人に助けてもらいました。言葉も考え方も文化も習慣も違う私たちですが、お互いに少しの勇気と広い心を持つことでお互いのことを分かりあい、受け入れることができます。そうすることで、日本人学生も皆さんから学ぶことができます。

皆さんは飛行機に乗って日本にやってきました。ピーチアビエーションという航空会社の社長は、平和をつくるために安いお金で飛行機を飛ばしていると言います。世界が平和になるためには、皆さんのように自分の国を出て外国へ行き、異なる文化の中で生活した経験のある人が増えることがとても大切だと考えたからです。そのために安いお金で飛行機に乗れるようにしたそうです。敬和で学んだ皆さんが、やがて平和をつくる人になることを願っています。

今日から敬和学園大学の学生としての皆さんの一日一日が始まります。よく学び、よく話し、たくさん活動しましょう。4年間が皆さんにとって実り豊かなものとなることを願っています。ご入学おめでとう。

2024年10月16日
敬和学園大学長 金山愛子